2040年の未来予測(4) 成毛眞
社会・世界情勢
成毛氏:
桓武平氏千葉氏族。下総国香取郡成毛邑より起こる。千葉系図にあり。
(太田亮 姓氏家系大辞典)より
第3章 衣・食・住を考えながら、未来を予測する力をつける
33◆衣食住の未来は、短期的にコロコロ変わる 192
環境が変わるためらしい(温暖化、台風、コロナ、地震など)
34◆不測の未来を予測する力をつけよう 195
常に勉強して、自分で判断する習慣をつける。
35◆国が発展すると、肉を食べる 198
途上国を含む世界全体では人口も増え、生活レベルも上がる。
無理に制限すると大きな戦争になる。人道上やむを得ないことだ。
36◆遺伝子編集した魚を食べないともうもたない 205
肉を増やすには広い土地と穀物、牧草が必要だ。養殖される海産物が
注目されるが、品質で肉類に及ばない。遺伝子編集した魚が期待される。
37◆マンションの価値は下がる 210
38◆オンライン教育はあたりまえになる 215
学校でPC活用授業はOECD加盟36ケ国の最下位である。学校外で子供が
宿題をする割合が、日本は計3%、世界平均は22%である。
39◆アメリカの大学は富裕層以外は行けない 217
アメリカの大学は国際レベルのランキング上位を独占しており授業料が高い。
「名門大学に行かなければ」経済的に成功しないとか、「大学院に行かなければ」
将来はないとか宣伝され、両親が負担できない学生は学生ローンを借りる実情。
全米70以上の大学で授業料返還の訴訟が起きている。
40◆日本では学歴の意味がなくなる 220
受験戦争まで発生しているが、入学してしまうと大学生は小学生より勉強しない。
それは企業側が新人採用時の採用基準にのみ安易に使い、学生の実力は
無視された。
結果として、高卒や専門学校卒のしっかりした人の方が仕事ができると。
もはや学歴の意味はない。
41◆大学は生き残るために専門性を高める 225
国は大学に3つの方針を求めた。
①分野を超えたあらゆる能力、資質を備えた人材の育成。
②高度な教養と専門性のある人材の育成。
③高い実務能力のある人材の育成。
よって超有名大学以外の大学は、大学自体が、国や受験生から淘汰されない様に
専門性を高めている。役に立つ大学として生き残るためだ。
42◆シェアリングは巨大産業になる 227
金をつかうことや、物を持つことがステイタスシンボルでなくなった価値観の変化と
収入の伸び悩みから「物を買えなくなった」こと、さらに、技術革新で
「わざわざ買う必要がなくなった」物はとても多い。インターネットへの常時接続、
即ち、スマートフォンの環境である。物だけでなく、あらゆる文化や情報も
シェアリングされる。
43◆貧しくなる日本にシェアリングは不可欠 232
文字通りである。
44◆アフリカの「スト-リー」がファッションの目玉に 234
現在、中国でつくられる衣服は人件費の高騰で、東南アジア、アフリカへと生産地が
変わっている。単なる生産地でなく、ファッションの発信地としての萌芽があり、
ファッション業界注目の波が押し寄せている。
この部分の解釈は読者にお任せしたい。僕の能力を超える。
次回は最終回の第4章です。