驚きの囲碁の世界(玄玄碁経)-24
岩見重太郎の牢破りーーー日本での呼称
明珠出海(めいしゅしゅっかい)ーーー中国の呼称
=光る真珠が海を出て行くの意ーー文学的表現ではある。
今日からは、PC の都合でスキャナーが使えないので写真です。
カメラを水平に固定する器具もなく、明るさ調整も下手のため、
見苦しい画像をお許し下さい。
図802.明珠出海 白先手
囲碁に興味のある方は、実際に碁盤でお試しください。
黒石に取り囲まれた白一石にも生きる道があるのです!!
図40.いろは歌(め)
8月24日に(ゆ)まで進んでいました
冥土に囲碁があるかって?
ご心配なく、極楽浄土には何でもあり、あの人も居ますよ。
図803.明珠出海、解答 白先脱出
正解図:白は自分のダメを詰めない配慮が必要。
白①には黒❷と緩める。白③にも黒❹しかない。
これだけ下準備を打っておいて白⑤、⑦とデギル。
❽と強化すれば⑨とアテ⑪と脱出成功。
なお、❽を⑪に塞いでも、白は❷の上にキリ、
❽の所に出て頭を抑えられても、未だ2手も空いているので、
右方面をキリ、アテを続け最後に(い)にアテ脱出成功。
要するに、無用なダメ詰めをしないこと。
失敗図:
キリの断点を多く作るつもりで、①や⑤の所に出るのは
失敗します。ダメ一つが命です。
石の数が少ないので、正解図、失敗図の類似図を作り
研究して見て下さい。
一目の石が生き返る実例をもう少し続けます。