十二弟子が伝道から帰って来ました。
ここでは「使徒たち」
と言われています(30節)。
主イエスによって派遣されて
伝道したことを
報告しているからでしょう。
主イエスは、
「さあ、あなたがただけで
人里離れた所に行って、
しばらく休むがよい」
と言われました(31節)。
伝道には慌ただしさと
未知の経験が伴いますから、
疲れるものです。
弟子たちには
休息することが必要でした。
主イエスは真実に
人となられたのであり、
主イエスご自身、
疲れることを
ご存じだったでしょう。
マタイ福音書は、
主イエスが
「ひとり人里離れた所に退かれた」
と書き留めています(14章13節)。
「イエスは舟から上がり、
大勢の群衆を見て、
飼い主のいない羊のような有様を
深く憐れみ、
いろいろと教え始められた」。
主イエスは、
弱さを知るお方です。
何を目指して、
どのように歩めばよいのか
分からない私たちのことを
憐れんでくださいます。
主イエスご自身が
良い羊飼いとして、
私たちのことを
導いてくださいます。
そのために、
今も深い憐れみをもって、
主の日ごとに
私たちに御言葉を
分け与えてくださるのです。
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