初めて初めて、デートした場所、覚えてる?……。それじゃあ、初めてキスした場所は?……。でも、君の誕生日はわかるよ。そんなのは、当たり前なの。そう言って、少しスネてる君の横顔を見るのが好きだった。初めてのデートは水族館で、キスは君を送った時の車の中。本当は覚えていたんだよ。今日は、あの時の君を思い浮かべて、一日を過ごそう。
てがみ突然、届いた、君からの封筒。中には、一枚のCDと手紙。「お元気ですか?」そう始まる、懐かしく愛おしい文字。「あなたから借りていたCDが見つかったので、お返しします」二人でよく聴いていたCD。「お身体に気をつけて下さいね。」いつも優しい君。今夜は、このCDを聴きながら時間を過ごそう。
ふと街で偶然、君を見かけた。心ときめき、そして、隣にいるのが女性だったことにホッとした自分がいた。自分が幸せに出来なかった分、君には幸せになってほしいと思っているはずなのに。でもいつか、君にそんな日がきたら、俺はどうな るのかなあ一歩を踏み出すことができるのかな…。それとも…。