こんにちは。バグ太郎です。
気合を入れてアップしてる方が多いですが、私は力を抜いて環境について触れたいと思います。
環境と言ってもコーディングに直接かかわる部分ではありませんので悪しからず。
今回は、愛用フリーウェアの"fenrir"について紹介したいと思います。
fenrirとはシンプルイズベストを体現するかのような風貌に反し便利な機能を持ち合わせているソフトウェアです。
いうなればファイランチャー。ファイラー+ランチャーです。
風貌に関してですが、初期画面ではキーワードを入力するスペースしかありません。実画面はご自分でお確かめ下さい。
私が使用する場合はファイラーが既にあるので、ランチャーとしての使用になります。
fenrirはインストーラが存在しませんので、解凍後そのままfenrir.exeを起動して下さい。
初回起動の際はドライブのスキャンの有無を聞いてきます。
なぜドライブをスキャンするのかと言うと・・・
fenrirは基本機能として、入力したキーワードを含むディレクトリパスをインデックスから探索し、該当するディレクトリをファイラーとして羅列するからです。
一度目的を達成するに至ったキーワードはきっちりインプットして次回から先頭に表示します。
このインデックスを作成するのがスキャンになります。
スキャンの詳細も自分で設定することが出来ますが、今回は省略致します。
さて、超高速で超高機能で超新星なfenrir様様ですが、これだけではインデックスからサーチ出来るファイラーで終わってしまいます。作業効率化を図る為にそこだけでは終わらせません。
なにを隠そうこのfenrirさんは、キーワード入力部分を使ってコマンド実行が出来ます。
キーワードを入力する際に!を先頭につけることでWindowsのコマンドが使用できます。
たとえば"!cmd"と打ち込むとコマンドプロンプトが立ち上がります。
同様に"!calc"で電卓が立ち上がります。
fenrirを常駐させた場合ホットキーが有効になりますので、CapsLockに設定した場合
Windows XP機でも
CapsLock押下→"!cmd"と5キーの入力だけでコマンドプロンプトが立ち上がります。
そしてこのコマンド実行は拡張まで出来てしまいます。
まずdataフォルダ内の"instant.ini"をリネームして"instant.ini"にします。
設定はこの"instant.ini"を編集します。
"instant.ini"内で設定する分には!を付加する必要がありません。
;[書式]
;文字列=コマンドライン
と書いてありますね。
文字列が入力するキーワードになります。
コマンドライン部分に実行したいコマンドを設定するわけです。以下が例です。
hoge="C:\Program Files\hoge\hoge.exe"
するとキーワードとしてhogeを打ち込むことでhoge.exeが実行されます。
ただし上のような記述だと、"hoge"と打ち込み終わった瞬間に実行されてしまいます。
エンターを押す動作が欲しい私としては頂けません。
というより、"hoge"から始まる文字列を含むディレクトリパスを探索できないという弊害があります。
そこで
hoge="C:\Program Files\hoge\hoge.exe" %A
というように%Aをつけてあげます。これはキーワード後に入れた引数をパラメータとして渡すというマクロですので、%Aがあると入力待ちになります。
半角スペースを入れることでパラメータの扱いになりますので、設定次第で色々な動作をさせることができます。
たとえば
shutdown=shutdown %A
と設定することで
キーワードで"-r"を付加するか"-s"を付加するかで再起動とシャットダウンを使い分けることが出来ます。
はたまた、
reboot=shutdown -r -f -t 10 %A
shutdown=shutdown -s -f -t 10 %A
と設定することで
少しパラメータが多めの再起動とシャットダウンをキーワードの違いで使い分けることも出来ます。
セキュリティ的にどうなのとは思いますが、netコマンドを設定しておくことで、ネットワークへの接続も自動で行ってくれるわけですね。
業務でもっと使えそうな物はないのか!という意見もあるでしょうから記憶にあるものをご紹介致します。
評価においてプログラムの追加と削除を頻繁に使う場合はございませんか?
起動したものをいちいち残しておくとタスクバーが見るも無残な姿になりますので、私はなるべくウィンドウを閉じるようにしています。
そこで活躍したのがこれです。
cpro=appwiz.cpl %A
cproと打ち込むだけでプログラムの追加と削除を開きます。
といってもコレ自体もコマンドプロンプトで使えるコマンドなので今までのものと大差ないですが・・・
コントロールパネルに至っては設定するまでもなく"!control"で開きます。
次にブラウザとの連携。
検索するワードは決まっていて、その検索一回の為に立ち上げにマウスポチポチするのも億劫・・・
って方はこれ
-g=""C:\Program Files\hoge\hoge.exe" "http://www.google.co.jp/search?ie=UTF-8&oe=SJIS&hl=ja&lr=lang_ja&q=%A""
ディレクトリは各自好きなブラウザを当ててください。
上記のような設定だと、
"-g ビッグデータ"
とfenrirにて打ち込むと
ブラウザを立ち上げて検索結果を表示してくれます(Firefoxの場合)
さて、ここまで簡単に説明させていただきましたが、
WSHやらRubyやら活用することでツイッターで投稿等、大抵の作業がfenrirに始まりfenrirで終わらせることが出来るようです。
【利点】
・レジストリを弄らず、設定はiniのみ。
・動作がとても軽いので重宝する
・これと高機能なファイラーをあわせることでデスクトップを汚すことがなくなる。
同じく愛用のフリーウェアであるX-finderを用いてる方はfenrirのcmdフォルダ内にある"0enter.txt"に
[.\\\;
XF|"C:\Program Files\X-Finder\XF.exe" NewTab:"%P"
]
と記述してみて下さい。
fenrirにて目的のディレクトリを探し、enterを押すとX-finderにて表示が可能です。
マウスをポチポチするのが嫌なキーボーダーは是非使ってみてください。