ここでは、iOSアプリを作ってみたい貴方に
iPhoneアプリ「大好き!みなと区」を例にあげて、わかりやすく説明して行きたいと思います。
iOSアプリ開発の流れ
アプリ開発の大まかな流れは以下の通りです。
1. AppleのMacマシンを購入する。
Mac PRO(デスクトップ型)でなくとも、MacBook Air(ノート型)でも開発は十分可能です。
Mac OS Xは最新版にした方が安定します。(最新は 10.8.2)
余談ですが、OS Xのコードネームはネコ科の動物名になっています。
version | コードネーム |
---|---|
10.5 | Leopard |
10.6 | Snow Leopard |
10.7 | Lion |
10.8 | Mountain Lion |
2. Xcode(開発環境)をインストールする。
インストール方法の詳細は次回説明します。
最新版が安定しています。(最新は 4.5.2)
3. プログラミングを行う。
Xcodeのエディタでプログラミングを行います。
プログラミング言語は、Objective-c となります。
4. アプリを実行する。
アプリを実行するためには以下の2通りあります。
・iOSシミュレータ・・・xcodeに付属されていますので、Macだけで動作確認が行えます。
・iPhone,iPod,iPadなどの実機・・・iOSシミュレータよりは、メモリや処理速度の制限が多いので実機テストも必要となります。ただし、実機テストには、「iOS Developer Program」(有料)の登録が必要となります。
5. アプリをデバッグする。
Xcodeにデバッガが付属されています。
ブレークポイントやステップ実行、ウォッチなどが行えます。
6. iOS Developer Program に登録する。
作成したアプリをApple Storeで公開するために
「iOS Developer Program」(有料)の登録が必要となります。
2012/12/11 現在で、年間参加費 8,400円 となります。
7. iTunes Connect に登録する。
Apple Store に表示するアプリの情報を登録します。
アプリ審査(後述)のステータスを確認できます。
8. 作成したアプリをiTunes Connectにアップロードする。
9. アプリ審査
Apple側でアプリの審査が行われます。
審査基準に満たないと、リジェクト(却下)となり、アプリ修正後、再審査が必要となります。
10. Apple Storeで公開
まとめ
・Xcodeは無料ですので、Macマシンさえあれば、プログラミング~iOSシミュレータの実行まで無料で試せます。
・実機で実行やAppleStoreに公開する場合は、「iOS Developer Program」(有料)を登録しましょう。
それでは次回具体的に説明していきます。