2016 for Mac のライセンス認証ができない場合
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2016 for Mac に特有の現象です。
久しぶりに、Officeのトラブルシューティングネタです。
ここ数ヶ月、増えてきているトラブルです。
対象となるのは、MacOS用のMicrosoft office 2016です。
現象としては、ある日突然にライセンス認証が求められるようになります。
そして、Officeが登録されているアカウントでサインインしても認証ができません。
挙句、Officelを購入してくださいという画面がでてきてしまいます。
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この不具合には、ある特定のアプリのみが使えなくなるという特徴があります。
たとえば、WordやPowerPointは使えるけどExcelだけ認証が取れないといった感じです。
もちろん、中にはすべてのアプリがダメという場合もあります。
原因は、Officeの更新です。
結論から言うと、Officeが2016から2019に更新されているのが原因です。
まずは、不具合が起きているアプリのバージョンを確認してみましょう。
たとえば、Excelなら、ExcelメニューのExcelについてで確認ができます。
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ここで、Officeバージョンが16.37以上だったらアウトです。
なぜなら、これはOffice2019のバージョンだからです。
要は、2016のライセンスで2019を認証しようとするのでエラーになるのですね。
Officeを入れ直せば直ります。
これについては、認証できないアプリを2016に入れ替えれば直ります。
まずは、Finderのアプリケーションで認証できないアプリを削除します。
Macの場合は、ごみ箱に入れれば削除完了ですね。
そのあと、こちらのサイトから2016のpkgファイルをダウンロードしてきます。
Office 2016 for Mac の最新版は、16.16.22 (20050901)になります。
ダウンロードするのは、認証できないアプリだけで大丈夫です。
たとえば、認証できないのがWordなら、Wordのpkgファイルをダウンロードしましょう。
もちろん、すべてのアプリがダメなときはOfficeスイートをダウンロードします。
この時は、Officeマイアカウントページから再インストールでもOKです。
あとは、ダウンロードしたpkgファイルを起動してインストールすれば復旧です。
この時、途中で更新のメッセージが出ても更新はしないでください。
更新すると2019になってしまって、再びライセンス認証ができなくなってしまいます。
無事にインストールが完了したら、Officeのアプリを起動してみましょう。
今度は、Officeを登録したアカウントでライセンス認証ができると思います。
むやみにアップデートするのはやめましょう
さて、こうなってしまう理由ですが、これはOfficeを更新してしまう事にあります。
もちろん、MicrosoftやAppleが勝手に更新することはありません。
なにか、心当たりはありませんか?
たとえば、アップルストアで最新のOfficeとやらをみつけ、よく確認せずにインストールしてしまったとか。
問い合わせを受けていても、このパターンが一番多いですね。
Officeアプリなどの更新、つまりアップデートには、どうしてもリスクが伴います。
実行するときは、よく確認してから行いましょう。
よく分からないときは、むやみにアップデートするのはやめた方が無難です。
問題なく動いているのであれば、基本的にアップデートは不要です。
どんなお仕事でも、生産性が命です。
貴重な時間を無駄に費やさないためにも、アップデートは慎重にですね。
https://webiker.org/blog/can-not-activate-office-2016-for-mac/