【Officeシリーズ 】Wordで文字列にルビ(ふりがな)を振る
文字列にルビ(ふりがな)を振る
読みの難しい漢字や独特の読みの地名や専門用語などに読み仮名(ふりがな)を付けたいケースがあります。
Wordでは「ルビ」という機能になります。
ルビ(ふりがな)を文字列全体に振る
ルビ(ふりがな)を振る文字列を選択します。
[ホーム]タブのフォントグループにある[ルビ]をクリックします。
"【Officeシリーズ 】-2021-6-11 284-1"
ルビ ダイアログボックスが開きました。
[文字列全体]ボタンが押された状態になっています。つまり、文字列全体にルビを振るという設定になっています。
配置で「均等割り付け2」が選択されています。
プレビューではこの設定でのルビの状態を確認することができます。
"【Officeシリーズ 】-2021-6-11 284-2"
下図は配置を「均等割り付け1」にしました。
"【Officeシリーズ 】-2021-6-11 284-3"
下図は配置を「中央揃え」にしました。
"【Officeシリーズ 】-2021-6-11 284-4"
下図は配置を「左揃え」にしました。
"【Officeシリーズ 】-2021-6-11 284-5"
下図は配置を「右揃え」にしました。
"【Officeシリーズ 】-2021-6-11 284-6"
ルビ(ふりがな)を文字単位で振る
ルビ(ふりがな)を振る文字列を選択します。
[ホーム]タブのフォントグループにある[ルビ]をクリックします。
"【Officeシリーズ 】-2021-6-11 284-7"
ルビ ダイアログボックスが開きました。
選択していた文字列が対象文字列に分割され、それぞれの漢字にはルビがつけられています。
この状態でもよいのですが、文字単位でルビを付けたいケースがあります。
右にある「文字単位」のボタンをクリックしてオンにします。
"【Officeシリーズ 】-2021-6-11 284-8"
[文字単位]ボタンが押された状態になっています。つまり、文字単位にルビを振るという設定になっています。
漢字1文字ごとに分割され、ルビが降られています。
プレビューでルビの表示状態を確認することができます。
"【Officeシリーズ 】-2021-6-11 284-9"
ルビ(ふりがな)を修正する
下図のように文章を選択して、ルビを実行しました。
すると、カタカナにルビが振られています。また「使う」に「つかう」となっています。
ルビを修正したいときは右のルビの各ボックス内で修正します。
"【Officeシリーズ 】-2021-6-11 284-10"
「びでお」をDeleteキーで削除し、「つかう」を「つか」にルビを修正しました。
これでは、「使う」という2文字に「つか」とルビが振られてしまうので、対象文字列の区切りも変更します。
対象文字列を「使」と「うと」に分割しました。
これでプレビューのようにルビが振られます。
"【Officeシリーズ 】-2021-6-11 284-11"
ルビ(ふりがな)の位置を修正する
ルビの位置はオフセットの値で修正することができます。
プレビューのように漢字(文字列)とルビ(ふりがな)の間隔が大きくなります。
"【Officeシリーズ 】-2021-6-11 284-12"
オフセットに設定することができる値は 0 から 100 までとなっているようです。
"【Officeシリーズ 】-2021-6-11 284-13"
ルビの文字種を変更したい
ルビのボックス内に希望の文字種で入力します。
カタカナで入力すると、ルビがカタカナで表示されます。
"【Officeシリーズ 】-2021-6-11 284-14"
ローマ字などアルファベットで表示することもできます。
フォントを変更することもできます。
"【Officeシリーズ 】-2021-6-11 284-15"
ルビを文字の下に表示する
ルビを振った文字列にルビを振ります。【Officeシリーズ 】
ルビはフィールドコードで表現されていますので、[Alt]+[F9]キーを押してフィールドコードを表示します。
"【Officeシリーズ 】-2021-6-11 284-16"
フィールドコード内の up という部分を down に変更します。
"【Officeシリーズ 】-2021-6-11 284-17"
[Alt]+[F9]キーを押してフィールドコードを表示します。【Officeシリーズ 】
ルビが文字列の下に表示されました。
"【Officeシリーズ 】-2021-6-11 284-18"
オフセット値は フィールドコードでは下図の数値を変更します。
"【Officeシリーズ 】-2021-6-11 284-19"
ルビに色を付けることもできます。
フィールドコード内のルビの部分のフォントの色を変更します。
"【Officeシリーズ 】-2021-6-11 284-20"
フィールドコードの操作には以下のキーを使うと便利です。
[Alt]+[F9] 文書内のフィールドコードすべてを表示/非表示します。
[Shift]+[F9] 選択しているフィールドコードを表示/非表示します。
[Ctrl]+[F9] フィールドコードをキーボードから入力することができます。{ }が入力されます。
[F9] フィールドの値の更新。計算値や現在時刻などの更新をするときに使います。