2026年5月21日作成

REV5

ソフトウエア工房孫風雅です。 

ブログ投稿しています。複数画像付き等最終版は此方から、ご覧ください。

兄弟サイト開始しました。当面内容は此方のサイト(SONFUGA.WEBSITE)と内容は同一です。

ソフトウェア工房孫風雅ショップ公開前最終準備中です。先行投稿を開始しました。(当面内容はSONFUA.WEBSITE/SONFUGA.SITEと同一です)

表題通り、囲碁や将棋に更に通じるために、温故知新の観点で、棋士の過去の名言を集めて、ご紹介しています。

今回の名言:一手は自分のために、二手は相手のために打て。 BY 本因坊秀策棋士

本因坊秀策棋士(1829–1862)は、江戸時代末期に活躍した囲碁史上屈指の天才であり、後世から「棋聖」と称される人物である。

この名言は、本因坊秀策棋士の棋風と思想を象徴するものであり、単なる技術論ではなく、囲碁という競技の本質を突いた深い哲学を含んでいる。

まず、この言葉が生まれた背景には、江戸囲碁界の独特の文化がある。

当時の囲碁は「家元制度」によって厳格に管理され、棋士は幼少期から徹底した修行を積んだ。

本因坊秀策棋士は本因坊丈和棋士に見出され、若くして才能を開花させたが、彼の棋風は「自然流」「調和の碁」と呼ばれ、無理のない構想と全体観に優れていた。

本因坊秀策棋士の碁は、局地的な戦いに偏らず、盤全体のバランスを重視する。

その根底にあるのが、この名言である。

「一手は自分のために打つ」とは、自分の理想形や構想を追求するという意味である。

囲碁は序盤から中盤にかけて、どのような布石を選ぶかでその後の展開が大きく変わる。

本因坊秀策棋士は「自分の碁」を持つことを重視し、まずは自分の理想を盤上に描くことを大切にした。

しかし、続く「二手は相手のために打て」という部分が本因坊秀策棋士の真骨頂である。

これは、相手の狙いを読み、相手の立場に立って局面を理解するという意味だ。

囲碁は相手がいて初めて成立する競技であり、自分の都合だけで打つと必ず破綻する。

本因坊秀策棋士は、相手の意図を理解し、相手がどう考えるかを想像することで、より深い読みと調和のある碁を実現した。

この思想は、現代のプロ棋士にも強い影響を与えている。

たとえば、井山裕太棋士は「秀策棋士の碁は、どの局面を切り取っても美しい」と語り、張栩棋士は「秀策棋士の碁は、相手の気持ちを理解することの大切さを教えてくれる」と述べている。

AI時代の現代囲碁では、局地的な最善手が重視されがちだが、本因坊秀策棋士のように「相手の心を読む」姿勢は依然として重要であり、むしろAIの登場によってその価値が再評価されている。

また、本因坊秀策棋士の名局として知られる「耳赤の一局」も、この名言の精神を体現している。

相手の伊藤松和棋士が動揺して耳を赤くしたと伝わるこの対局では、本因坊秀策棋士は相手の焦りを見抜き、無理をせず自然な流れで勝利を収めた。

これは、相手の心理を深く理解していた本因坊秀策棋士ならではの勝ち方であり、「二手は相手のために打て」という思想が実戦で発揮された例である。

現代的に解釈すると、この名言は「自己主張と相手理解のバランス」を説いている。

ビジネスや人間関係にも通じる普遍的な教えであり、まず自分の意志を持ちつつ、次に相手の立場を理解することで、より良い結果が生まれるという考え方だ。

囲碁は「対話の芸術」とも呼ばれるが、本因坊秀策棋士の言葉はその本質を見事に表現している。

新たな年も早くも五月中旬となり、気温は雨と共に乱高下する状況ですが、晴れの日は日差しが日に日に強烈な夏の日差しの様に強くなってきたと感じる今日この頃ですが、皆さんはどの様にお過ごしでしょうか?

講師の経験が、皆様のお役に立てれば幸いです。