NHKの時事公論でこのような論説が紹介されました。

原発が止まりLNGの輸入を増やさなければならない今、円安は首を絞めかねません。
 円安のデメリットも視野に入れて、考える必要があります。


全文はこちら→http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/142284.html


さて、本当に円安になったら、原油や天然ガスは高くなるのでしょうか?
私も最近までは円安になったら海外から輸入されるエネルギーは高くなると考えていました。
しかし、実際のところはどうなるのでしょうか?

まず大事なのは、原油や天然ガスはドル建てで取引きされるということです。

分かりやすく例えると・・・

100円=1ドル=原油1リットル

これが円安になれば、

110円=1ドル=原油1リットル

というふうになるというのが、NHKの解説委員の主張です。
私もこのように考えていました。
しかし、実際にはドルが高くなれば、原油価格は安くなるのです。

つまりが・・・

110円=1ドル=原油1.1リットル

ということになります。
実際の市場にはこのようにきれいに表現できるわけではありませんが、
円安がエネルギー価格へ与える影響は少ないと考えるべきです。

エネルギー価格を決定する要素は円安より、
エネルギーを取り巻く環境が価格を決める要素が高いわけです。

例えば、シェールガス開発、世界経済、原発再稼動などなどです。

よくよく考えれば、80円をきるほどの円高になったのに日々のガソリンや灯油の価格は下がったでしょうか?

逆に上がったりしませんでしたか?

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http://ameblo.jp/hirohitorigoto/entry-11436966284.html