日中関係がこの先悪くなる一方だと私は考えています。
それは、中国経済の成長の鈍化が顕著になる一方で世界経済も鈍化どころかマイナスへ振れています。
中国の景気の底支えしてきたのは、貿易を中心とした外需と不動産投資を中心とした内需ですが、どちらも急激に萎んできています。
これでは、好景気によって押さえ込んできた中国国民のあらゆる内政的不満に対処できなくなるでしょう。
それでいて、これらに抜本的対処するどころか中国共産党のエリートは、自分たちの特権を利用してえた富を海外に流出させ溜め込んでいます。
これでは、中国国内で富の蓄積や還流が起こらず、中国国民の多くが貧しいまま据え置かれ、中国経済の成長も頭打ちになるのも仕方がないことです。
これらの理由で、中国国内の不満を押さえきれなくなった中国政府がそれらの不満をそらすために国外へとその矛先を向けるのは自然の流れと言えます。
だからこその尖閣諸島での中国の攻勢とも言える衝突が繰り返されるわけです。
しかし、今の日本は数十年前の日本と違って国民の国益に対する常識が戻りつつあり、そのような中国の動きに強い反発をもって受けとめています
となれば、今まで以上に中国に対してより強気に対処することを求められるようになり、日中関係はより一層冷え込むことが予想されます。
そういう中で、もしアメリカが対中関係を重視するあまり、日米間の距離を置こうとすれば、日本の中で必要に迫られた形での再軍備の声が強くなるのは間違いありません。
もっと言えば、対中軍備として日本の核保有の可能性だって充分ありえるということです。
超大国の座から降りようとしているアメリカに日本が懐疑的な世論に支配されれば、核保有など一気に進む可能性は充分あると考えます。
そもそも、日米同盟においてアメリカが日本のことを国益に関係せず守ってくれるとは、私自身まったく思っていません。
アメリカは国益でしか動かない国ですから。