UEFAは「ファイナンシャル・フェアプレー規則」を導入しようとしています。

 これは何かというと、欧州の多くのサッカークラブが収入に比べて支出が大きくなっており、
 クラブ財政が困窮している現状があり、それを踏まえて「支出は収入以内に抑える」をコンセプトに、
 クラブ財政にルールを設けてクラブ財政を健全化しようというものです。

 すごく良さそうなルールであり、
 多くのサッカー関係者から支持を集めていますが、
 自分はどうなのだろう?と疑問に思っています。
 
 支出を収入以内に抑える・・・
 これって、クラブの成長を放棄したことにつながらないでしょうか?
 
 未来に向かって投資すること、それが出来なくて組織の成長は成り立つのでしょうか?

 私はそうは思えません。

 少なくとも、短期的な財政を主眼に置いたクラブ運営など「つまらない」の一言です。

 例えば、日本サッカー協会は2050年にワールドカップ(男子)の優勝を目標にかがげています。
 そのためには、継続的な投資が必要ですし、そのための資金も必要です。
 また、単年度においては支出が拡大する場合もあるでしょう。
 しかし、支出を収入以内に抑えるとなれば、
 長期を見据えた先行投資が選択しづらくなります。
 それでいいのでしょうか?

 つまりが、弱いクラブは弱いクラブのままで
 強いクラブは強いクラブのままで
 クラブの階層が固定化することに繋がらないでしょうか?

 それは本当につまらないことだと考えます。

 もし、クラブの財政健全化を考えるとしたら、
 単年度の支出入を主眼に置くのではなく、
 中長期的な財政ルールを作成するべきではないでしょうか?

 例えば、短期的には支出は前年度の10%以内に抑える。
     中期的(3~5年)には支出の平均を6%に抑える。
     長期的(5~10年)には支出の平均を4%に抑える。

 というふうにです。

 こうすれば、クラブも長期的なビジョンを持ちやすく、
 長期の計画も立てやすいのだと考えます。

 参考までに下の記事を・・・

 UEFA事務総長に聞くファイナンシャル・フェアプレー