オクラホマステート大学カウガールズ。



上の成績を見てもらえば、すぐわかるが、2019年以降、ずっと全米選手権に出ている。2020年はコロナでなし。


全米屈指のソフト強豪大学。率いるのは。





ガイエスキー監督。人事の天才。


今シーズンは、絶対的エース、マックスウェルを、ライバルのオクラホマ大学に引き抜かれたが、キルフォイルを中心に頑張り、全米出場を果たした。




今シーズンでキルフォイルは卒業。4年生のローゼンベリーは、大学院生として、あと1年やるのか不明。ピッチャー陣は脆弱化するかに思われた。


しかし、さすが、人事の天才、ガイエスキー監督。次々と手を打った。まずは。







ワシントン大学エース、メイランを引き抜いた。ゴイゴイスー。


さらに。






同じリーグのベイラー大学エース、クランダールを引き抜いた。







今シーズン。絶対的エース、マックスウェルを、同じリーグのオクラホマ大学に引き抜かれたときは、大激怒したガイエスキー監督。しかし、しれっと、同じようなことをベイラー大学にした。


アメリカ人らしい、と言えば、アメリカらしい。オレがやるのはいいが、オレがやられるのは許さない。


いやしかし、キルフォイルが抜けた穴を、他大学エース2人の移籍で一瞬にして塞いでしまった。さすがの手腕、としか、言いようがない。


なぜ、ガイエスキー監督だけ、こんな離れ業ができるのか。オイラの推測では、高校生リクルートの段階から、ガイエスキー監督は、丁寧に対応しているみたい。たとえ、高卒で入ってもらえなくても、その後の移籍に賭けて、連絡を絶やさず、ずっとケアしているのではないか。




あと、人事の天才、ガイエスキー監督の真骨頂は、ピッチングコーチにあり。以前は、ピッチャーだけは年上の有名ベテランコーチに任せっきりだった。しかし、その弊害が出た。ベテランコーチとマックスウェルが親密になりすぎて、ベテランコーチの辞任とともに、マックスウェルはオクラホマ大学に移籍した。


これを反省。ピッチャーも自分の管轄下に置き、ピッチングコーチには、若いOGの26歳エベリーを配置した。エベリーは、もともとはバージニアテックのエース。大学院生として移籍し、オクラホマステート大学でもエースとしてプレー。アンリミテッドでも活躍した








エベリーはアタマがめちゃくちゃいい。両親はバージニアテック卒業の理系エリート。本人は生物学専攻。さらに人格者。今シーズン、ベテランコーチの辞任で動揺したピッチャー陣をまとめたのはエベリーコーチだった。


来シーズン、再編されるBIG12リーグだが、ガイエスキー監督の移籍戦略により、オクラホマステート大学は優勝候補だ。