アメリカにはまともなプロソフトリーグがない。アメリカ代表ですら、副業なしに食べていけない。だから、みんな、日本リーグに来たがる。


かつてはあった。しかし、アメリカらしく、スポンサー企業が業績悪化したら、すぐ撤退、崩壊した。




これに代わって始まったのが、アンリミテッド。






リーグではない。毎週ドラフトオールスター方式、個人ポイント制。テレビ局ESPNが放送している。大スポンサーもついている。


しかし、大学ソフトの合間にやるので、6月と8月の2ヶ月間のみ。これじゃ、アンリミテッドだけでは食っていけない。


ちゃんとしたリーグを、ということで、2023年から4チームで始まったのがWPF。





各チーム、アメリカ代表、元代表、大学元スターを集めた。23年はテキサススモークが優勝した。


ただし、アンリミテッドとは対立関係にあり、全く同じ時期にやった。選手はどちらかにしか出られなかった。さらに、WPFにはテレビ局がつかなかった。


リーグ初年度が終わったが、12月、突然、オクラホマスパークが脱退した。理由は、WPFはフロリダプライドの運営会社が支配していて、全く改革に聞く耳を持たないから。


さらに、そのフロリダプライドの運営会社でゴタゴタがあり、プライドとアラバマバイパーズは、今シーズンは活動しないと発表した。華々しく立ち上がったWPFは1年で崩壊した。


オクラホマスパークは今シーズン、暫定的措置として、フロリダバイブやニューヨークライズなど独立系のクラブチームと大会を開催する。









一方で、スパークの有名選手はアンリミテッドにも参加する。





これに対し、WPFで唯一残ったテキサススモークは、独自の路線を模索している。






テキサスにもう1チームつくり、メキシコの2チームを加え、リーグ戦を行うと発表した。しかし、そんなチームが実在するのか、実態は見えてこない。 


テキサスモナークスというらしいが、、、


ただし、テキサススモークは。





セントラルフロリダのコディ、テキサスステートのマリンズら大学スターと契約、やる気はあるみたい。



ここでいったん整理すると。アメリカプロソフトは現在。


①アンリミテッド。

②オクラホマスパークと独立系チーム。

③テキサススモークと不透明チーム。


に分かれている。


そんな中での今日の新リーグ発表。








アンリミテッドが2025年シーズンから、4チームのリーグ戦を行う。変則的で、3月から6月までリーグ戦をした後、8月に今までのオールスターアンリミテッドもやるらしい。


バックにはテレビ局ESPNと大スポンサーがついている。レジェンドたちも参画した。


これは勝負あったか。来シーズンから、多くの選手がアンリミテッドリーグに移籍するのでは。結果的に、アンリミテッドリーグだけ残るのでは。


オクラホマスパークは解散してアンリミテッドに合流するだろう。テキサススモークはどうするのか。WPF存続で行くのか。フロリダプライドは復活するのか。


ただし、アンリミテッドリーグの4チームがどこに本拠地を置くのか、オーナー、スポンサーがどうなるのかも、全くわかっていない。


4チーム、同じオーナーになると、日本の女子プロ野球のような悲劇的運命になってしまうかもしれないが、ESPNがついているのでちゃんと盛り上げるでしょう。


今、JDリーグにいるアメリカ人選手の多くは、来シーズンはアンリミテッドリーグに移籍するかもしれない。そりゃ、母国リーグだから。


ただし、長年いるカーダやフーバーらは移籍しない可能性あり。日本リーグにいた方が成長できる、安定的に実力を維持できるとわかっているから。


アメリカ代表監督が、日本のソフトをリスペクトしているター監督であるのも大きい。アンリミテッドにも参加しないフーバーは日本でしかプレーしていないのに、ワールドカップアメリカ代表に選ばれている。


果たして。




ソフト界のレジェンドがアンリミテッドに集結した。ほかのレジェンドは大学監督コーチをしている。しかし、1人だけ参加していないレジェンドがいる。アボット。アボットはフロリダプライドとのつながりが昔から深い。そのあたりが影響しているのかもしれない。ミッシェルスミスはESPN専属だから、あえて入っていないだけと思う。