お袋の味 | softshineのつぶやき

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愛犬レオンと日々の出来事

好き嫌いは、無いと思っていた。でも、気づいてしまった…私、白子が嫌いだぁ

私は、ちょっと複雑な家庭に育った。多分、今は普通に多いというか、表立って各方面から話を聞くケースが増えてる事だけど

私の母親は、19歳で結婚し20歳で私を生み、私が2歳になる前に離婚して、4歳になるちょっと前に再婚をした。その再婚相手が、いわゆる継父が凄い大酒飲みの酒乱で、大暴れしては幼稚園児の私に向かって
「お前のホントの父ちゃんはな、あっちに居んだかんな。俺は、お前の父ちゃんじゃねぇ~だかんな!」と、毎日のように怒鳴っていた……そんな環境が、就職をして家を出るまで続いた。

年の離れた妹二人は、実の父親でありながらも、とにかく嫌っていた。

母親は、専業主婦でありながらも、家事が嫌いな人で、私が高校に行く頃になると、家事を殆どやらなくなった。かろうじて作る夕食は、継父の好きなツマミばかりで、到底、子供のおかずにはならない物ばかりだった。

働き始めて、先輩に食事に連れて行ってもらったり、友達と食事に行って、いろんな料理を食べた。旅行に行った先で、郷土料理や創作料理に出会うと、見よう見まねで作ったりしていた。

我が夫は酒が飲めない。というか、とにかく酒に弱い。真っ赤になって、すぐに寝てしまうタイプなのだ。意識して、酒が飲めない人を選んだ訳では無いが、潜在意識の中に
《酒飲みは、絶対に嫌だ》というのがあったのかもしれないが…⁇

子供が生まれ、いろんな物を食べて欲しくて手作りにこだわった。好き嫌いが無いように努力した。たくさんの味を知ることで、食べず嫌いを防いで、お袋の味を覚えて欲しかったのだ。
私は、家庭のハンバーグの味も、親子丼も豚汁も知らない。作ってもらった覚えがないから、子供たちのイベントの時には、反動で自分が食べたかった物を、たくさん作ってしまう。お陰さまで、子供たちは好き嫌いが、殆ど無い。そして未だに二人とも、虫歯になったことがない!これは、私の自慢の一つでもある。

私の継父は、娘がお腹にいる時に旅立った。晩年は、糖尿病で酒もやめて、癌を患い食事も採れずに、壮絶な最期だった。
母親はもまた、既に鬼籍に入って5年近くになる。心臓を手術し、その後は脳腫瘍を患い4年間の闘病を終えた。

豊かな時代で、お金さえ出せば何でも食べられる世の中だが、母の手料理が好きとお世辞でも言ってくれる子供たちが、とても愛おしくて、幸せを感じる。そして、その環境をくれる夫にも感謝している。