私が聞いた昔物語

天に祝福された二人がいた

互いを愛するあまり

男は牛を追わず

女は機を織らなくなった


天は怒り

二人は引き離された

無情な川が二人を拒む


天よ

二人を離すくらいなら

二人を合わせなければ良かったのだ


天よ

愛する二人には

あまりに酷い仕打ち

その咎を許すのだ


二人の嘆きが

闇に響き渡る


二人の涙が

雨となって降り注ぐ


私の心は二人を思う

一年に一度の再会の為に

夜毎嘆く二人の姿を