おはようございます。こんにちは。こんばんは。


今回は「サファリラリー 電源ボックス修理」となります。 


まずはどんな症状が起こっているのかというと↓



 DMで送られてきた画像になりますが右側のコンデンサーが破裂しているのが分かるかと思います。

ここだけでは無くもう一カ所↓


完全に「ボン!」となってます …

これは劣化したコンデンサーではなく破裂したので交換した新品のコンデンサーです…

電源を入れた瞬間に「ボン!」となるので基板の短絡よりは電源ボックスのスイッチング不良になると思うので、依頼者様に電源ボックスを送っていただき点検していきます。


この時代の電源ボックスはどのメーカーもごちゃごちゃしてるんですね…

基板を取り出します↓

 
上の立ってる基板が交流から直流への整流回路。
下の寝ている基板がスイッチング回路になります。

基板を取り出し最初に気が付いたのが↓


コンデンサーの液漏れでベタベタです…

漏れてるコンデンサーを外してみます↓


裏側もベタベタ…

35V120μFのコンデンサーになります。

測定してみます↓


うん…駄目😅
ESRの値が5Ωも出ているのでコンデンサーの役割を果たしません…

ちなみに新品は↓


35V220μFのコンデンサーになります。
ちょっ…新品なのに静電容量が低い😅
でも冗談抜きにこのぐらいは許容範囲なんです…

ESRの値はほぼ「0Ω」なのでこれが普通です。

ちなみにESRの値はほぼ「0Ω」でなくても「1Ω」以下なら何とか大丈夫です。


液漏れをしていたコンデンサーを交換し基板を清掃しました。
この周りはもう大丈夫そうですね。

ただコンデンサーの液漏れだけでメイン基板のコンデンサーを吹き飛ばす程のスイッチング不良を起こすわけがないので他の部分を調べると↓


 おりました…一番端のパワートランジスターです。
相変わらずの事後写真で申し訳ございません🙇

測定した写真がこちら↓


え~と…これは「PNPトランジスター」ですよ😅
ダイオードではありません…

テスターで測ると↓


コレクターとエミッターが直結です😅

これではスイッチングどころではありません…
なんの制限もかかってない電圧がそのまま通ってしまいます…

ちなみに↓


新品はちゃんと遮断してます。


同じ「2SA1470」が信用出来るサイトになかったので、耐電圧違いの「2SA1441」を取付ました。
こちらの耐電圧は「120V」なので安心です。
元の物でも「80V」あるので十分ですが…

交換とその他の点検を済まし異常が無いことを確認し返却。

運命の結果発表↓


無事に作動しました!
依頼者様の思い出の機種なので救えて本当に良かったです。

今回は以上となります。
同一の症状全てが今回と同じ場所とは限りませんが、似た症状の時にはこちらを参考にしていただければと思います。


それでは次回以降もよろしくお願いいたします🙇