シスカンパニー《風博士》大阪公演観劇しました。

 

当日券を求めて沢山の方が並ばれていました人気公演。

 

12列目のセンター、全体も良く見えるし表情もギリギリ見えました。

 

戦争末期の女郎屋を舞台に滑稽でありながら哀しい世界がそこにはありました。

安吾の原作、作品をこう作り上げたのは予想外でしたが

それぞれのキャストがハマり役でとても心に残る作品でした。

 

スガシマ兵卒の事切れるシーン・・・敵兵に語りかける所から銃弾を浴びて

倒れてから息を引き取る所までの林遣都さんの佇まい、表情の変化、

キラキラと美しい瞳の哀しい輝き、目を閉じてしまってからの美しさ・・・

生きる事、死ぬ事の意味もまだ知らない19歳・・・

女の肌のぬくもりもまだ知らない19歳・・・

愛しいスガシマ兵卒でした。

そして・・・

鴬姉さん・・男女のイロハを知り尽くした鴬姉さんの母の様な、

スガシマを愛する女の様な

スガシマへの想いが悔しくて悲しかった。