『日本に捧げる詩』 by ロシア フィギュアスケート連盟
「地球が痛みでうめき声をあげた
自然の強さに全世界がショックをうけた
あらゆるものを水は深海に流した
しかし、
何があっても太陽は東から昇る
自然の暴力は光に勝てない
われわれの神様が地球のあらゆる生命を守ってくれますように
桜が公園に咲き乱れますように
白樺がたくさんの芽を開かせますように
鳥が春の唄を歌えますように
旗が勝利の祝いで挙げられますように
子供も大人も友人も互いに手をとり合い
この地球上、
我々はひとつの家族になっていることを忘れないでほしい」
みなさんは、2011年のフィギュアスケート世界選手権でロシアから日本へ黙祷やエールが送られたことをご存じでしょうか。
(2011年4月24日〜5月1日 モスクワ開催)
冒頭でご紹介しました詩は、そのときに流されたものです。
2011年フィギュアスケート世界選手権OPセレモニー
OPセレモニーでのプーチン大統領のスピーチ
「原子力施設での災害というのがいかにすごいものであるか
ここロシアの我々ほど知っている人はいません。
日本の国民、政府はこの険しい道のりを勇敢に進んで
全ての問題を解決してくれると信じています。」(プーチン氏のスピーチより)
ニコニコ動画にもありました
この年の世界選手権は3月21日〜27日に日本で行われる予定でしたが、東日本大震災が起きたため急遽ロシアに変更になりました。
約1ヶ月しかない準備期間のなかで、
プーチン大統領・ロシアの方々・選手の方々は、私たち日本人のために
・和装に似た衣装と和楽器を使った演奏
・日本列島、日の丸、桜をスケートリンクに映出🇯🇵
・ロシアのフィギュアスケート連盟が作ってくださった詩を流す
・各国の民族衣装を身に纏った選手のみなさんが日の丸を守るように囲む
といった、想いを込めた演出を用意してくださったのです。
しかし、動画タイトルや概要欄に記されていますが、このロシアから私たちに向けられたメッセージは地上波(フジテレビ)でカットされました。
もし震災直後の当時に地上波で放送されていたら、どれほど多くの日本人が勇気づけられたことでしょう。
世界中の人々が動揺するような出来事が起きたとき
私たちを誘導し、望む情報から遠ざけ、曲解したレッテル(善と悪、加害と被害など)を押しつけようとする輩がいます。
彼らは
真偽不明の情報、偏った情報、切り取った情報、誤情報を発信する
専門家、著名人、クライシスアクターを使う
SNSで騒ぐバイトを使う
漫画、雑誌、ドラマ、映画、CM、商品を使う
など多方面から私たちを誘導しようとしますが、
まともに受け取らないことです。
相手にしているとそちらに注意が向いてしまい、冒頭のメッセージのような大切な情報を見落とします。
みなさんのご参考になれば幸いです。
お読みいただきましてありがとうございました。
最後に、日本を愛してくださっているロシア人女性、ジェーニャちゃんねるさんをご紹介します。
(2020年3月11日に配信された動画です)
「日本とロシアの間に 友情があることを私は信じています
マラホワ エフゲーニャ (愛称ジェーニャ)」(動画概要欄より)
私も信じています。