時は音もたてず ただひたすらに経ち
街は騒がしくも華やかに どこまでもその色を更新し続け
人の価値観でさえ 明日にはどうなっているのかわからない世界なのに
不思議だね
君と一緒にいると
僕はたった一人でいるときよりも
ありのままの自分でいられる
君もそうだろう
七夕
今だけは ふたつの星は寄り添って輝ける
黙ったまま くちづけをして
どちらからも決して 帰ろうとは言い出さなかった
やがてふたたび
何もかもが 遠く遠く引き離されようとも
心はいつも
共にある
心だけは
いつも共に。