Yahoo!がGoogleへ?! | 社員ブログ|EVERYDAY成長!&感動!ソフトコミュニケーションズアワー!

Yahoo!がGoogleへ?!

本日はシュガー…いや、砂糖…いや、佐藤


昨日、職場先輩のT氏からすごいことを教えてもらいました。

T氏「Yahoo!がおかしいことになってる!」

S氏「え?なにがおこったんですか??」

T氏「ブラウザによってYahoo!の検索結果が違うんだよ。」

S氏「え?どういうことですか??」

T氏「ほら、こっちのブラウザではYahoo!の署名が入ってるけど、
こっちのブラウザには署名が入っていない。」

IE6とIE7を比べた画像
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T氏「署名が入ってないほうは検索結果がGoogleと一緒なんだよ」

ソフトコミュニケーションズ」で検索結果を比べた画像
※弊社関連のサイトが検索結果に表示されますが、
順位が違う。
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S氏「おおおおおお!マジじゃないっすか!いよいよ統一開始ですか!!!」


少しさかのぼること2010年7月27日、
Yahoo!JAPANがGoogleの検索エンジンと広告配信システムを採用を正式発表しました。

発表から3か月、テストなのか正確な判断はできないですが、
ブラウザ・ブラウザバージョン・OSなど分岐して
検索エンジンをどんどんGoogleへ移行しているようです。


早いです。まさかこんなにも早く移行が始まるなんて。

ホームページのYahoo!対策は現状続けないといけませんが、
Yahoo!は勿論、Googleも強い弊社としては万々歳でしょうか。






検索エンジンの説明・今回の件についての詳細・佐藤なりの見解は以下。
※長いです。


唐突ですが、このブログを読んでいただいているみなさんは、
インターネットで何かを検索するときに
どの検索サービスをご利用でしょうか?

検索サービスとは、
四角い枠の中に調べたいワードを入力して「検索」などボタンを
クリックすると、該当する検索結果を表示してくれるサービスです。
よく、「検索エンジン」と言われます。

そんな便利な検索エンジンは専門的な検索サービスを含めると、
世界中に100種以上、主要エンジンは50種を超えます。

有名なところで挙げると
「yahoo!」「Google」「Bing(旧MSN)」などです。

各検索エンジンは、
よりユーザが求めている検索結果を表示するように、
他社(他の検索エンジン)と差別化を図るために
アルゴリズムという独自の算出方法をもって
検索しているユーザに検索結果を提供しています。
なので、検索エンジンによって検索結果が違うんです。
検索結果から関連することを調べたりすることができるのも、
検索エンジンによって提供しているサービスが異なります。

そういう独自の特性をもっている為、
人によって、使っている検索エンジンって違うもので、
以下のデータ統計から見ても、やはり「Google」「yahoo!」を
使用している人は多い訳です。

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2010.10.20現在の検索エンジン利用者統計
1位 Google 52.52%
2位 yahoo 42.78%
3位 docomo(goo) 2.52%
4位 msn(Bing) 1.91%
以下、ask・baiduなど

alexa調査

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なのに、ご説明した通り検索アルゴリズムの違いから、
同じキーワードを検索しても
GoogleとYahoo!では検索結果が異なるんです…

弊社などのホームページ制作会社や、個人でホームページを作る人達は、
より検索結果の上位に表示されるように
各検索エンジンに対して試行錯誤して施策を行ないます。
ホームページ制作に興味がある方は「SEO」という
言葉を耳にしたことがあると思います。

SEOについて(リンク先:wikipedia)



Googleに対しても施策を行い、Yahoo!に対しても施策を行い…
なんて、頭を悩ましながらも上位を表示を実現させていきます。

しかし!2009年7月!
世界中を震撼させた発表がありました。


2009年7月29日、
Microsoftと米Yahoo!が提携発表


以前、Microsoftは自社開発したLiveサーチ(旧msnサーチ)を
検索エンジンとして採用していたのですが、
2009年Ajaxを使用しよりユーザビリティを意識した検索エンジン
「Bing」へのブランド変更がされました。
そのBingを米Yahoo!が採用するという発表があったのです。

勿論、そうなってくるとYahoo!向けの施策も無駄になりますし、
なんせ、逆に今度はBing向けの施策も必要になってきます。

正式に米Yahoo!がBingを採用して、
勿論Yahoo!JAPANもBingを採用するだろうと思われていました。
※自分も当時思っていました。世界が変わる…なんて大げさな程。少しワクワク感もありましたがw

2010年7月27日、
Yahoo!JAPAN、Googleの検索エンジンと広告配信システムを採用 正式発表


ええ?!Bingじゃないんっすか?なんで?
って思った方々沢山いらっしゃるかと思います。

どうやら、

「総合的に見てGoogleが一番良い検索結果を提供できると判断」

さらに、

「米Yahooが検索エンジン継続(YST開発)を断念することになったので、MicrosoftのBingかGoogleか、そのほかか、どれを使うか選択しなければならなくなった。米Yahooが提携したBingも真剣に相当検討したが、(検索結果の)日本語化が不十分だと判断したため、既に実績のあるGoogleに決めた」
というYahoo!JAPAN 井上社長とsoftbank孫社長の説明がありました。


どんでん返しですね…
Yahoo!×BingでGoogleに対し敵視むき出しかと思えば、
よりユーザのことを考え、Yahoo!×Googleで最強の検索エンジンが…
なんて結末になるとは。

たしかにYahoo!はカテゴリー登録や被リンクが重要視されがちですので、
そのまま英語圏中心に開発されたBingよりか世界各地に特化された
Googleを導入したほうが混乱も避けられますし、
なんといっても、検索結果に出ないことも考えられるBingは
Yahoo!JAPANにとって、あまりメリットがないのかもしれないですね。

今まで上位に上がっていたサイトが検索圏外になると
対Googleを狙っても意味がありません。
米は10年契約で長い目で見てるのかもしれませんが、
確かにGoogleと2年という短期契約を結んでいる方が利口ですか。

Appleの増益やらGoogleOSやらスマートフォンOSの訴訟やら
騒がれている近今、荒波状態の裏を返せば、
なにもかもがフラット状態。
どこがTOPに踊りでてもおかしくないのです。

やはり、新進的にユーザビリティが優れているほうが
よりニーズを落とし込むツールとしてユーザに慕われるのかもしれません。

くどくどなりましたが、以上です。
長々とお付き合いありがとうございます。

それではー