C言語では、標準Cライブラリなどを使用する場合は、ヘッダファイルをインクルードします。
[C]
#include <stdio.h>

ヘッダファイルのインクルードを忘れてしまうと「識別子が見つからない」といったコンパイルエラーが発生します。

Javaの場合はimportを使用して、パッケージをインポートします。
[Java]
import java.util.*;

C#の場合は、usingを使用して名前空間をインポートします。
[C#]
using System;

VBの場合は、Importsを使用します。
[VB]
Imports System


上記のようなインポートの記述抜けによるコンパイルエラーには注意してください。

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Java、C、C#の構文では、文末には「;(セミコロン)」をつける決まりになっています。

次のように「;」をつけ忘れるとコンパイルエラーが発生します。
[Java]
public class Program {
public static void main(String[] args) {
System.out.println("Hello World!")
}
}

次のように文末に「;」を追加するとコンパイルに成功します。
[Java]
public class Program {
public static void main(String[] args) {
System.out.println("Hello World!");
}
}

初心者がミスしやすいのが「;(セミコロン)」を誤って「:(コロン)」と書いてしまうことです。
目を凝らしてみないと区別できないのでやっかいですよね。

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コードブロックの閉じ忘れているとコンパイルエラーが発生します。

次のJavaのコードは、main関数のブロックを閉じ忘れています。
[Java]
public class Program {
public static void main(String[] args) {
System.out.println("Hello World!");
}

次のようにきちんとブロックを閉じればエラーは解消されます。
[Java]
public class Program {
public static void main(String[] args) {
System.out.println("Hello World!");
}
}

ブロックの閉じ忘れを少なくするには、開始ブロックを書いたら、直後に終端ブロックを書く癖をつけておくことです。

コードのコピーアンドペーストを行ったときも注意が必要です。
終端ブロックを含めずにコピーし、ペーストしてしまうことがあるからです。
ブロックの最初と最後をしっかりと確認したうえでコピーアンドペーストを行うようにしましょう。

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コンパイルエラーは初心者が陥りやすい問題です。
熱くなりながらコンパイルエラーを必死で調べて、辿り着いた原因は、綴り間違いのような些細なことだったという経験は誰にでもあると思います。
コンパイルエラーの問題は、運用時のバグには結びつきませんが、コンパイルエラーが多発すると開発効率の低下につながります。
本テーマでは、コンパイルエラーのパターンについて分析したいと思います。
原因のパターンを意識することにより、少しでもプログラミング効率の改善につながっていただければ幸いです。

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