世間をお騒がせする年になりました。
メールマガジンもなかなか試合の様
子をご紹介することになりません。
どんなことが起こっていたのでしょ
うか。
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■平成13年(その2)
■編集後記
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■平成13年(その2)
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平成13年はシーズン開始前にいろい
ろな出来事が続きます。
1月に土佐闘犬センターが会社更生法
を申請して、ソフトボールが続けられ
なく危機があり、何とか続けられるよ
うになったかと思ったら、チームとは
関係ないところで、新聞紙上に
「闘犬センター」
の文字が度々登場することになりまし
た。
高知国体の成年男子の会場は、鏡村
(現高知市鏡)でした。
ここはオーナーの故郷で、ここを成年
男子の開催地として、そこに天皇陛下
をお迎えし、自分がお出迎えをすると
いうのが夢だったと思います。
この鏡村が成年男子の会場に決定した
時オーナーは、高知県ソフトボール協
会の会長で、高知県体育協会の副会長
だったと思います。
当時高知県はいつも天皇杯で最下位争
いをしていて、ソフトボール競技は少
年男子と成年男子が、優勝争いに加わ
る活躍を常にしていましたから、高知
県のスポーツ界での発言力は相当なも
のでした。
ですから鏡村をソフトボール成年男子
の会場にするという決定に、オーナー
の意向が強く関わったことは否定でき
ない事実だと思います。
当初村は新しい施設建設の資金面から
も、同村での開催は難しいとの見解す
ら発表していました。
それがいろいろな経緯を経て会場に決
定することになりました。
通常であればこのまま国体が開催され
て、終了となったんでしょうけれど、
土佐闘犬センターの民事再生法申請と
なった時に、融資のお金の動きと、こ
の会場選定の過程におかしな力が働い
たのではないかという疑問が提起され
ることになりました。
私たちが知っているのはオーナーが、
故郷の鏡村で成年男子の競技を開催し
て、そこで自分のチームの選手が大活
躍する姿を見たいと思っていたという
ことだけです。
水面下で県や鏡村や銀行などと何かや
っていたのかもそれませんが、それは
ソフトボールの競技とは関係ないもの
であり、知る由もないことでした。
県議会で追求される県関係者、村役場、
銀行の関係者がいくら否定しても、そ
こにオーナーの顔がチラチラすること
は、仕方のないことだと思って見てい
ました。
とにかく周りが騒がしくて仕方ない年
明けからの展開でした。
そのゴタゴタの中、春野運動公園で2
月22日から
「世界ジュニアソフト全日本チーム」
の合宿が始まっています。
ここに闘犬センターの西村監督がコー
チとして参加しています。
闘犬センターはこのジュニア全日本チ
ームとの練習試合が、この年の最初の
試合になっています。
結果は3戦3勝、いくら全日本と言っ
ても、所詮ジュニアです。
こちらには大人の全日本選手が9名も
いるわけですから、さすがに負けませ
んよね。
ジュニアにとっては貴重な体験となっ
たことだとは思います。
3月に入っても国体会場決定に関わる
県議会での審議は続いていましたが、
同じような質問と答えが繰り返されて
いるという印象は拭えませんでした。
3月17日に県体育協会賞が発表され、
国体成年男子県選抜チームと闘犬セン
ターが優秀団体賞に選ばれました。
翌18日に春野運動公園で開催された
「四国一般男子大会」
への参加で公式戦が始まっています。
このレベルの試合は勝って当たり前の
自力の差がありましたので、シーズン
前に試合勘を取り戻すといった意味で
の参加だったと記憶しています。
問題なく3試合を戦って優勝して、今
シーズンのスタートを切っています。
外野の話題がうるさくて、なかなかソ
フトボールに集中できない中、いよい
よ4月29日春野運動公園で日本リー
グが始まります。
この様子については次号、ご紹介した
いと思います。
今日はここまでにしますね。
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やっとソフトボールが始まっています
が、「闘犬センター」「弘瀬勝」って、
いろんな話題を提供した人だったと思
います。
それだけ影響力があったといえるんで
しょうけれど、周りは大変でした(笑)
