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iPhone 乗り換え

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 Windows陣営にとって、
強みとなるのがエコシステムだ。

 マイクロソフトはOSを提供し、
ハードウエアや部材、
周辺機器は、
それぞれを得意とする
メーカーが開発、製造を行う。

「ODM(相手先ブランドによる設計製造)や
OEM(相手先ブランドによる生産)、
さらにはチップセットメーカーや部材メーカー、
販売店までが集まってこそのWindowsパソコンだ」と
マイクロソフトの
スティーブン・グッゲンハイマーOEM担当副社長は強調する。

 グッゲンハイマー氏は、
アップル(のiOS)と、
グーグルのAndroidを名指ししてまでも、
Windowsのエコシステムのほうが、
参加する企業を幸せにすると力説する。

 これに対し台湾のメーカーである
エイサーのジム・ウォン社長も
「台湾のICT(情報通信技術)産業はマイクロソフト、
Windowsとともにある」と言い切る。

 垂直統合型でユーザーを増やす
アップルに対してWindows陣営からは、
チームを組んで
対抗していく強い意気込みが感じられる。

 ただ一方で、
マイクロソフトが2012年10月に発売する
自社ブランドによるタブレット端末
「Surface」が不安材料になっている。

 これまでパソコン業界で、
メーカーと協調する水平分業で
エコシステムを築いてきたマイクロソフトが、
タブレットを自社ブランドで出すことに、
多くのパソコン、
タブレットメーカーが不信感を抱いているのだ。

 将来、この動きがタブレットだけでなく、
パソコンやWindowsPhone8でも起こることも考えれれる。

 Android搭載スマートフォン開発で
苦労している端末メーカーは、
WindowsPhone8に
活路を見いだしたい思いもあるが、
先行きが読めずに二の足を踏んでいる。


 こういったメーカーから信頼を取り付け、
WindowsPhone8の採用に
なびいてもらうようにするのが、
マイクロソフトにとっての大きな課題となるだろう。

 ここでパソコンメーカーが困るのが、
Androidを搭載したタブレットとの棲み分けだ。

 どちらもネット接続やアプリ、
メールの処理などが行える。

 Windows系のノートパソコンは、
パソコンを担当してきた部署が開発をする。

 しかしWindowsのタブレットとなると、
これまでAndroidタブレットを作ってきたチームが担当するのか、
Windowsパソコンの担当部署になるか、悩ましい。

 さらにWindowsRTには3GやLTEなどの
通信モジュールが載ってくるモデルもある。

 となると、携帯電話会社とつながりがある
スマートフォン担当部署が作る方がいいという考えにもなる。

 例えばNECは、ノートパソコンは
NECパーソナルコンピュータが手がける。

 AndroidタブレットはMediasブランドだが
Androidスマートフォンを手掛ける
NECカシオモバイルコミュニケーションズではなく、
NEC本体が開発している。

「WindowsRTタブレットはどうするべきか」という課題については、
今のところNECグループ内でも明確な答えは出ていないようだ。

 ソニーでAndroidスマートフォンは、
ソニーモバイルヨミュニケーションズが手がけ、
Androidタブレットはソニーのパソコンチームが手がけている。

 2012年9月に発売するタブレットの新製品は
「XperiaTablet」という名称となり、
ブランド名では統一化が図られている。

 ただしこれはAndroidとして統一化が図られただけで、
WindowsRTタブレットが製品化された場合には
「VAIOTabletというブランドを検討中」(ソニー関係者)という。

 同じ形状のタブレットでは、
メーカーとして同じ世界観、
同じ用途を提供していく方向性はあるものの、
ブランドは別ということが起こりかねない。

 このルールをスマートフォンに適用するならば、
ソニーの場合はAndroidのスマートフォンは「Xperia」だが、
WindowsPhone8のスマートフォンは
「VAIO」ブランドになる可能性がある。

 パソコンとタブレットが融合し、
さらには携帯電話回線も融合してくるとなると、
パソコンやスマートフォンを手がけるメーカーは、
組織の再編が必要になってくるはずだ。

 別々の部署でやるよりも、
スマートフォン、タブレット、
パソコンをまとめて企画・開発した方が、
効率がよく統一感のある世界を作り出すことができる。

 アップルが強いのは、
そうした横の連携をしっかりとった状態で
OSとハードを一体となって開発している点に尽きる。

 アップルの商品開発を
マイクロソフトやグーグルが追従しているなか、
日本のメーカーもこうした動きに
柔軟に対応していかなくてはならなくなった。

 NECでは別会社となっているNECカシオを、
パナソニックではパナソニックモバイルを、
いち早く本社に吸収して、
パソコンなどと一体の
開発体制を整えた方がよいだろう。

 ソニーも完全子会社化したソニーモバイルを、
次のステップとして社内に取り込んだ方が自然だ。

 携帯電話開発のための別会社を外部の企業に売り、
携帯電話事業をあきらめるか、
本体と一体化してAndroidやWindowsデバイスを
一体開発して勝負していくか。

 Windows8の登場は、日本メーカーに、
大きな決断を迫っているように思えてならない。

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