今年は柏シニアが愛媛県で行われるねんりんピックに参加する年に当たっている。ねんりんピックとは60歳以上の国体の様なものでソフトボール等のスポーツ以外に将棋や健康マージャンも種目に含まれる。そしてソフトボールは千葉県リーグに入っている11チームのうち政令都市千葉市の3チームのうちの1チームと千葉市以外の8チームのうち1チームが各県持ち回りで行われるねんりんピックに参加することになっている。つまり柏シニアの参加は8年振りということになる。

 

 千葉県選手団は総勢150余名でそれぞれお揃いの上着と帽子で羽田空港に勢揃いし、団体としてJALのフライトに乗り込み一路高松空港へ。本当は松山空港が至近なのだが、何せ全国から約1万人が参加するため、我々は往路は高松空港からバスで開会式の行われる松山に乗り込むことになっている。バスで2時間余りで松山市内のルートインホテルにチェックイン。

 

 この日には予定がないので、ソフトボール15人のうちこの日宿泊する13名は居酒屋「蔵之介」に繰り出して先ず宴会から。飲み放題なのでしこたまアルコールを入れると気が大きくなって、私が「カラオケに行こう」というと、気が大きくなった某氏は「女の子の居るお店に行こう」という話になって、メンバー4人は程近い「FUJIN RAIJIN」という横に女の子の座る店に心ならずも?入ってしまった。私はそこでひたすらマイクを離さず、自分の歌をタブレットから入力し他人の歌の時も一緒に歌い続けると、あっという間に時間が経っていき、メンバーの交渉力の所為か1万円ポッキリ払ってお開きとなった。女の子は後で写真をみると何れも若く可愛いいのだが、殆ど話をした記憶はなく、手元に3枚の源氏名の名刺が残るだけ、1次会と合わせて1万6千円の痛い出費となった。

 

 翌日は早々に県総合運動場の開会式に臨む。ここは真新しい設備で軽く1万人以上の選手及び観客を収容できる大きなスタンドに補助グランド、体育館等の設備が整備されていて素晴らしい。我々はそこに7時半の到着した後8時から歓迎出店を巡り、10時から12時半まで延々開会式と地元の歓迎セレモニーに付き合わされた。開会式には(三笠宮)彬子様もご臨席してお言葉を述べられる場面もあったので本格的なセレモニーだった。

 

 式後はバスに乗ってソフトボール会場のある今治市に向かい市の公会堂で午後4時45分からソフトボール種目の開始式を行う。そこには市長以下が参列して全国大会と変わらない様な歓迎を受けた。この日から3日間は湯浦温泉ホテル「アジュール汐の間」に宿泊することになる。ここは人里離れた場所にあり、晩御飯も大広間でチーム毎に食事をすることになる。明日から試合なのでこの日ばかりはアルコールもほどほどにして3人部屋に戻って睡眠。初日・二日目ともに試合はなく、全国大会とはまた違って時間がゆっくりと流れていく。(了)