「出張の世界を知りたくて」と、その経験豊富そうな、きつめの丸首の黒の長袖シャツに黒の長ズボンのいでたちで現れたおねぇさんは、帰り際に出張マッサージを始めた理由をそうおっしゃった。


出張の世界も「健全」も「健全風」も「なんちゃって健全(すみません。使わせていただきました)」も何も知らない私は、ただ、あまりの肩こりに耐えかねて、マッサージを。でも、できればやさしく、きれいな女性にマッサージをしてほしい。でも、やみくもに出かけるのも気が引ける。


そこで、ネットで住所から検索して、安さにつられてそのお店に電話をした次第。




「かなり凝ってますよ。一回や二回では無理だと思うなぁ。」


「はじめてですか?つらくなかったでっすか?」




つらかったです。とっても。ありがとう。


こそばくなかった。


「私、こそばがりで、マッサージは敬遠していたんです。」


「そうですか。指圧よりオイルでやった方が、落ち着きますよ。」


と言って、おねぇさんは、去って行きました。120分で9,800円。



オイルかぁ。   オイルの世界ってどうなんだろう?



かくして、私は「オイルの世界が知りたくて」メンズエステの世界に…