ヴェール | 目指せコツコツキリギリス

ヴェール

午前中は昨日の分の日記を書いたり、

デジカメのデータを取り込んだりで終わった。


14:25、家を出る。


16:00市ヶ谷・カロタイプ到着。

今日は講評の講座らしく、10人近くの生徒が集まっていた。

講評の最中にお邪魔。


「暗室・カロタイプ」のアシスタント・阿部さんに、

昨日の分のプリントを取り出してもらった。

途中で白岡さん(カロタイプ代表・講師/見た目は和製サンタクロース)が急に、

「秋山さん、このプリントみてどう思う?」

と聞かれ、教室に移動。

みなさんの視線が突き刺さる。


見せられたのは暗室WSの最初に会った生徒さんの作品で、

自分の作品と比較的似ている黒い写真を撮る人。

「君もこっち側へ来てしまったね笑」

と言っていたけど、どういう意味だろう。


似ている質感の写真だけあって、自分好みの写真が多かった。

ツヤのある、シンプルな構図。たっぷりした黒。

うん。好きな写真だ。


先生が自分を教室に呼んだ理由は他にもあったらしく、

先日のプリントをサッと机の上に並べられた。

恥ずかしかったけどみんなどう思うんだろう、

と感想を聞いてみたかったのも正直なところ。


と、先生からおもむろに、

「秋山さんはなんでこの印画紙を使ってみようと思ったの?」

と質問されたので、

「プリントに光が反射しているのが嫌いだったので、

半光沢で安い印画紙を探した結果です。」

と答えた。


「う~ん・・・」と先生唸って、

他の生徒の黒い写真と自分の作品とを、

ギャラリー用のライトに照らして比較された。



絶句。


そんな馬鹿な。


なんなんだ。


このヴェールがかったような、息の詰まった黒は。





先生、「ね、右と左の黒じゃ全然違うでしょ。

     僕はね、秋山さんは普通の印画紙のが良いと思うのよ。

     黒が強いし、奥行きのある写真だからね。」



他の生徒A・B・C「うーん、確かに・・・」



他の生徒D「私このプリントさっきも見せていただいたんですけどー、

     これだったらインクジェットでも良いんじゃないかなと思うんですよ。」



秋山「(カッチーン)」



レンタル暗室アシスタントの阿部さんに速攻泣きついたね。

どうしましょう。

150枚分の印画紙。

テストプリントにも使えやしない。

それを見かねた先生がやさしく一言、

「まぁ、経験だよ。」



たーしかにねー




みんなの前で赤っ恥晒して、印画紙代14,000円がおじゃん。

しかも初めて買う印画紙の種類だから、

一週間メチャクチャ調べて決めたのに。

何よりダメだしされて然るべきものと認めざるを得ないプリント。



悔しい!悔しすぎる!



その後バイトに行って直ぐに、業者に新しい印画紙を注文。


この失敗を期にバライタからRCに変更した。

でも考えてみればこれで良かったのだ。


正直バライタだと一枚仕上げるのにやたら時間を食う。

その上高いし、制作した後すぐに持ち帰れない。

(バライタは紙だから乾かすのに一日必要。)

後日引取りに来るか次回の制作日に引き取りか。


RCだったら安いし軽いし品質もバライタに引けをとらない。

むしろ自分みたいに銀の粒子が重視される黒い写真なら、

尚更RCのが良い気がする。

水洗も2分だし、仕上げた後直ぐに持ち帰れる。

(RCは印画紙がプラスチックなので、水が染み込まない。)



とはいえこれも先生に指摘されなければ気付かなかっので、

結果的に得たものは大きかった。


勉強勉強。



バライタの方が作品の保存性や販売のことを考えると

確かに優位なんだけれども、

今はまだ始めたばかりなのだから、ガシガシプリントを作るべきだ。



よくよく見たらRCの黒って素敵じゃないか。






16:30に阿部さんとカロタイプを出る。




17:00、ACC到着。


この日は全講座20:00までだったのでヒマでしょうがなかった。


坂井とオトメなんたらという恋愛サイトを見ながら盛り上る。


坂井の恋愛トーク・好例の「私どうすればいいですか」に付き合い疲れる。

うじうじしてないでサーファーに告白して早く彼氏作ったらいい。


21:15、退社。




11:15帰宅。


帰宅後、海野から連絡があり、つとむと共にサイゼリヤへ。


海野から2年前のキャンプの写真を見せられ青春していることを自覚する。


海野は髪が短くなっていた。彼の新しい車にも乗った。


小泉沙織が近くの席に座っていた。

改めてみてもかわいい。

Coccoみたいだ。


01:30、解散。