友人で、家庭を持ってから自分ってものを見直している人がいます。

勉強一筋だったので、自分の好きなものは何か、そんなとこから自分を育てなおしているみたいです。

とっても頭のいい人なので、オープンカレッジに通ったりして、あっという間に心理学の知識を蓄えてしまいました。

フロイト、ユング、などお決まりの人や用語から、親子間で心理的負の遺産が相続されるとか、そういうことまで。

ずっと親の言うとおりに過ごしてきたのが、180度変わって親から心理的負の遺産を相続させられた、自分は子どもには相続したくないって言うんだよね。

でもねー、親と子は違うんだよねー。全部が全部一緒にならない。
いいところも悪いところも。

私も、摂食障害があったときに、色々本を読んで「親に育てなおしてもらうといい」なんてのを本気で検討しました。

本で読んでいると、そうだなっと思うんだけど、実際親を目の前にすると、違うぞ、何か違う、と考え直しました。

親は親なりに一生懸命子育てしてたと思うと、今さら責めてもかわいそうかなーと。年取ったし、覚えてないと思うし(笑)

親は巻き込まない、と決めて、誰にも言わずなんとか自分で治しました。
親には私を不安定にさせる干渉や、考え方を拒否して説明するようにしたら、わかってんだかわかってないのかはさておき憎みあうまではなかったです。

それを友人に言ったら、やっぱり賢い人なのね、今の自分は心理学を「勉強」しているのであって、本当に親子の心の機微を体験しているわけではないと、理解したみたい。

私が何年もかかったことを、一瞬で理解するんだもん。
大丈夫だよ。