ここのところ、栗本慎一郎氏がずいぶん前に書かれた、「大転換の予兆―21世紀を読む」を読んだときの恐怖を思い出す

どんなタイミングで、なぜ読んだのかはよく覚えていないが、書かれている内容が、まだ社会も未来も見据えてない若者には、身震いするような内容だった。下手なSFや、恐怖小説より私には怖かった

違う言葉だったが「勝ち組」と「負け組」の概念がそのとき私の頭に植え付けられた。私は果たして生き残れるのか、、と思ったものだ

その後、勝ち組とはいえない活動で(~_~;)私は、このままでは、だめになる!と沈んだこともあったが、日々の暮らしと転換を感じ取れない生活でその恐怖は薄れていった

栗本慎一郎氏が、ずいぶん前に予想していた事が、嫌な言葉と一緒に現実化してきた

「大転換の予兆―21世紀を読む
」に出てくる、貧富・階級の格差、持てる者と持たざる者の明確化を、「勝ち組」「負け組」という言葉で表現していたら、私はもっと世をはかなんでいたと思う