2022年4月6日(水)〜4月10日(日)にかけて「シアター1010」で公演される『戦国送球〜バトルボールズ〜第二次真田合戦』
続き物であるため、前作がどのようなストーリーだったのかも気になりますよね。
- 『戦国送球〜バトルボールズ〜第二次真田合戦』を観る予定なんだけど、前作を観れなかった
- 前作がどんなストーリーだったのか知りたい
- どんなキャラクターが登場したのか気になる
今回は、そんな方のために『戦国送球〜バトルボールズ〜』のあらすじとキャラクタープロフィールをまとめました。
前作を知ることで続編を観る楽しさが10倍以上にもなりますよ。
前作を観たことがある人は振り返りにもなるので、前作を観たという人も是非チェックしてみてください。

あらすじ
関ヶ原高校ハンドボール部は、かつて名門のハンド部だった。しかし部員の激減により弱小ハンド部に成り下がってしまい、学校側からは廃部を検討されている。
ハンド部のマネージャー竹林未来は、なんとか廃部を免れようと考えていた。そんな時、大きな落雷と共に「真田信之」と名乗る戦国武将が現れたのだ。
関ヶ原高校に伝わる言い伝えに真田を重ねた未来は、真田を「真田勝利」としてハンド部に入部させる。
真田はハンド部を全国大会に導くため、ハンド部全員に"戦国モード"と呼ばれる新たなハンドボールを伝授。
戦国モードを習得したハンド部は安土桃山高校との接戦を繰り広げたが22-21で惜敗したが、本年度から県大会出場校は地区から二校となり、見事県大会出場を手にした。
待ち受ける強敵に向け、真田は安土桃山高校と決勝での再会を約束する。しかし大きな落雷と共に真田は姿を消してしまう。
全国大会に向けて必ず勝ち上がらなければならない県大会。
大事な局面を前に真田を失ったハンド部は県大会を勝ち上がることができるのか。
注目ポイント
関ヶ原高校に伝わる言い伝え
関ヶ原高校には「2000年以降に、ある武将がタイムスリップしてきて、ハンドボール部を全国へ導く」という言い伝えがある。
武将は大きな落雷と共に現代へタイムスリップし、天下統一(全国制覇)を果たせば過去に戻るという…。
例外として役割を果たすことも過去に戻るスイッチとなっており、ハンド部が県大会出場を果たしたことで、真田は過去に戻ってしまった。
新たなハンドボール"戦国モード"
刀を構えるようなフォームで繰り出されるこれまでにないハンドボール戦術"戦国モード"。
その姿は刀を振るう武士のようで、刀に触れると斬られたような錯覚に陥る。
戦国モードを発動したプレイヤー同士の試合は、まさに戦国時代に繰り広げられた戦のようである。
真田以外にも現代に武将が来ていた
真田と同じように全国各地に武将がタイムスリップしていた。
安土桃山高校の「石田光矢」「小早川秀春」もタイムスリップしてきた武将で、関ヶ原の戦いで活躍した「石田三成」と「小早川秀秋」である。
この二人も真田と同じく戦国モードを使うことができ、彼らの力もあり安土桃山高校は急激に実力を伸ばしていった。
人物相関図

キャラクター紹介
関ヶ原高校
真田勝利
関ヶ原高校一年生のハンド部エース。
過去からタイムスリップしてきた武将「真田信之」で、「真田勝利」としてハンド部に入部。
礼儀正しい熱血漢で、士気の下がった関ヶ原ハンド部に、やる気を取り戻させた。
関ヶ原ハンド部に戦国モードを伝授した人物でもあり、県大会出場に導いた。雷に打たれた影響か記憶の一部が欠落している。
[ 武将としての真田 ]
関ヶ原の戦いでは真田家の血筋を絶やさないために、反対勢力である東軍に仕えていた。
こういった彼の行動もあり真田家の血筋は明治まで続いたとされている。
竹林未来

関ヶ原高校一年生のハンド部マネージャー。
勉強をしていても、気が付いたらハンドボールのことばかり考えてしまうほど、ハンドボールが大好きでな熱血少女。
誰よりもハンドボールの知識がある。
浪木速人
関ヶ原高校一年生のハンド部エース。
文武両道で、ハンドボールの実力も他の部員より頭一つ抜けている。
以前はハンド部に馴染めず孤立していたが、真田のおかげで和解することができた。今ではハンド部の中心的存在。
クールに見られるが人見知りなだけで、実は虫も殺せないくらい心優しい性格。
姉に対する心無い言葉を原因に暴行事件を起こした過去を持つ。
大隣為近
関ヶ原高校二年生のハンド部でゴールキーパー。
何事に対しても高い熱量で取り組むことができるが、弱虫な一面が時折邪魔をする。ハンド部のツッコミ担当で涙脆い。
攻防の性質の違いから一人だけ戦国モードを習得できずにいたが、安土桃山高校の小早川秀春の強力により習得することができた。
佐々木真也
関ヶ原高校一年生のハンド部。チームのムードメーカー。
嫌いな科目でも熱心に勉強できる真面目さもあるが、何故か赤点しか取れない。
長嶋健斗
関ヶ原高校二年生のハンド部。可愛い見かけによらず、かなりの毒舌家。
浪木速人とは試合中にパスを奪い合うほどの犬猿の仲だったが、和解してからはお互いに信頼し、一緒に得点を決められるほどの連携プレーができるようになった。
浪木速人の姉「浪木麗奈」のファン。
木村圭介
関ヶ原高校二年生のハンド部。バランサー。
客観視するのが得意で周りのこともよく見ている。
田村健吾
関ヶ原高校一年生のハンド部。テストはいつも赤点で佐々木とは赤点コンビ。ゴリゴリのマッチョ。
影田薄彦
関ヶ原高校一年生のハンド部。
ミスターハンドボールと呼ばれる有名選手「宮野大樹」とはあだ名で呼び合うほど仲が良い。
影が薄すぎて顧問の武田先生にすら認知されていない。
実はかなりのゲーマーで宮野大樹ともゲームを通して知り合った。
山崎あずさ
関ヶ原高校二年生のハンド部。努力家な一面もあり、男子にも負けない実力を持つ。
栗林美沙
関ヶ原高校二年生のハンド部マネージャー。冷静で現実思考。ハンド部では頼りになるお姉ちゃん的存在。
天然な未来とは対照的で、ハンド部ではツッコミ役のようになっている。
武田綾子
関ヶ原高校ハンド部の顧問。担当教科は日本史。
意外にも現実離れしたことにも理解があり、関ヶ原高校に伝わる言い伝えや、戦国モードに関しても、すんなり受け入れていた。
浪木麗奈
浪木速人の姉。
かつて女子ハンド界で有名な選手だったが、2年前に母を亡くしてからはハンドボールを引退。大学進学も諦め速人のために就職した。
速人が自分のせいで暴行事件を起こしてしまったことを気にしており、いつも速人を気にかけている。
安土桃山高校
石田光矢
安土桃山ハンド部のエース。
過去からタイムスリップしてきた武将「石田三成」で「石田光矢」としてハンド部に入部。
横暴な性格から敵を作りやすいが、実は情に熱く仲間想い。
[ 武将としての石田 ]
関ヶ原の戦いで、毛利輝元、宇喜多秀家と共に西軍を結成した武将。
三献茶のエピソードが有名だが歴史上にも石田の心の優しさを感じられるエピソードが数多く存在する。
中井杏里
安土桃山高校一年生のハンド部マネージャー。
人一倍全国制覇への夢が強く、ハンド部の指揮官的存在。
中学時代は強豪校のレギュラーを務めるほどの実力を持っていたが、怪我の後遺症により続けられなくなった。
ドラえもんが好き。
小早川秀春
安土桃山ハンド部のエース兼ゴールキーパー。
過去からタイムスリップしてきた武将「小早川秀秋」で、「小早川秀春」としてハンド部に入部。
二刀流の戦国モードで試合では鉄壁の守りを見せる。
[ 武将としての小早川 ]
元々のは石田三成の西軍に仕えていたが、徳川家康の東軍に寝返った。
関ヶ原の戦いは西軍が優勢だったが、彼の裏切りもあり西軍は敗れたとされている。
直江孝弘
安土桃山高校二年生のハンド部キャプテン。冷静沈着で仲間想い。
部員からの信頼も厚く、彼の存在が安土桃山高校の連携をより強くしているといっても過言ではない。
向井浩司
安土桃山高校一年生のハンド部。真面目で一生懸命な性格。
天然な部分もある。
鈴木一郎
安土桃山高校一年生のハンド部。
野球経験があり、自分がイチローのようになれないことを気にしている。
イチローについてはかなり詳しく、イチローが残した長い名言も暗記するほど野球への執着心が強い。
狭間裕也
安土桃山高校一年生のハンド部。
元々エースだったが、石田光矢、小早川秀春にその座を奪われ、一時はやる気を無くしていた。
大山紀男
安土桃山高校二年生のハンド部。ワードチョイスが独特。
安立隆
安土桃山高校一年生のハンド部。モテたくてハンド部に入ったが全然モテない。
森本くん
安土桃山高校一年生のハンド部。大きな秘密を抱えている。
その他
小松姫
真田の正室(高貴な人物の正式な妻)。
真田勝利(真田信之)が行方不明になり、真田丸と探していたところ、雷に打たれ、真田丸と共に現代にタイムスリップしてきた。
実は嫉妬深く面食いな一面もある。
真田丸
真田勝利(真田信之)の愛馬。
タイムスリップの過程で何故か人間の姿になってしまった。犬並みに嗅覚が鋭い。
亀子
小松姫と同じく過去からタイムスリップしてきた人物。
小松姫より一年以上前にタイムスリップしてきており、現在は和風キャバクラで働いている。
実は徳川家康の長女「亀姫」である。
見どころ
この記事の筆者も『戦国送球〜バトルボールズ〜』を観劇させていただきました。
そこで『戦国送球〜バトルボールズ〜』の見どころについても少しお話しさせていただきます。
迫力のハンドボールシーン
今作の一番の見どころはなんと言ってもハンドボールの試合を行うシーンです。
舞台でハンドボールを扱うなんて、シュートとかはどうするんだろうと感じますが、それを表現する演出が凄くて、ボールがどう移動しているのかが分かりやすく表現されています。
場面によってコートの縦横が切り替わることから、シュートの際の迫力も凄く、まるで舞台からボールが飛び出してくるかのような臨場感溢れる試合展開は圧巻でした。
『戦国送球〜バトルボールズ〜』は配信公演もやっているのですが、画面越しでも伝わるレベルの迫力なので、『戦国送球〜バトルボールズ2〜』でも是非とも体感してほしいポイントです!
戦国時代とハンドボールに掛け合わせが斬新
戦国時代とハンドボールなんて一見繋がりを感じませんよね。
なので、はちゃめちゃそうに見える設定なんですが、この設定がかなり斬新で面白いんです。
あらすじなどでも何度も触れていますが、『戦国送球〜バトルボールズ〜』には戦国モードという独自のハンドボール戦術が存在します。
戦国モードになったプレイヤーたちの試合は、戦国時代の激しい戦を感じられるような展開になっており、通常のハンドボールの試合とはまた違った視点で楽しめるようになっているんです。
試合は基本的に前半の通常のハンドボールの試合、後半の戦国モードでの試合という構成になっていて、同じ試合なのに全く飽きずに見られるのもポイントです。
個性豊かなキャラクターたち
ソフトボイルドではお馴染みですが、今回も個性豊かなキャラクターたちが数多く登場します。
クールなイケメンキャラに、可愛い毒舌家、涙脆い熱血漢と、少し挙げるだけでも個性豊かであることがわかりますよね。
中でも私が特に面白いと感じたのが、タイムスリップしてきた武将たちです。
作品を面白くする上で、キャラクターの個性って大切な要素の一つだと思うのですが、どの武将も歴史に記されている性格が上手く落とし込まれていて、後でその人物について調べてもしっくりきちゃうんですよね。
例えば石田三成(石田光矢)は、小早川秀秋(小早川秀春)に裏切られ泣きそうになるシーンがありました。
歴史上での石田三成は仲間想いで情に熱く、細かいところまで気遣いのできる人物なんですよね。
でも横暴な性格から誤解されやすく、小早川秀秋意外にも数多くの裏切りを受けてきました。
裏切られることの悲しさを誰よりも知っているはずですし、強気に振る舞う彼が裏切りを受けて泣きそうになってしまうのも、歴史上のエピソードを聞けば納得しますよね。
このように武将たちには歴史上の性格がちゃんと落とし込まれているからこその魅力があり、物語をより一層引き立ててくれています。
最後に
今回は『戦国送球〜バトルボールズ〜』のあらすじとキャラクタープロフィールをまとめました。
『戦国送球〜バトルボールズ〜第二次真田合戦』では新たなキャラクターも登場し、これまでよりもさらに強い敵との試合待っています。
前作に登場しなかった武将も登場するので、どんな武将が登場するのか。そしてその武将にはどんな過去があるのかも、あわせてチェックしてみても良いですね。
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