美少年≒美少女≒アンドロギュヌス≒宇宙 | soft bizarre

美少年≒美少女≒アンドロギュヌス≒宇宙

hans

Hans Bellmer  La Poupee, 1936-1938


私は美少年が好きだと公言して憚らないのだが、そこには対自己的カモフラージュ要素があることは否定できない。

ナルシスティックでネクロフィリックな欲求へのリビドーである事は確かなのだが、私はその事実は晒すことに対して特に羞恥心はない。
美少年の中で、女装している美少年が好物である、と言うのがその理由だろう。さらに言うと、きわめて女性的なアンドロギュヌスが美少年の理想像なのだ。
ギリシア的、タルホ的な自己愛と形而上学的美少年の儚さにも大変に魅力的である。言わば、美少年好きの本流である。
しかし私が志向するのは、限りなく美少女に近い美少年なのだ。
美少年好きを名乗る者として、あるまじき所業ではないか!

少女と見まごうばかりの美少年にコケティッシュな服装をさせる。異国の姫君のようなドレスに、レースをふんだんに用いた下着類、ガーターストッキングと貞操帯などがよろしい。

対照的に、露出度の高いフリルのマイクロミニに生足、ピン・ヒールなども捨てがたい。スカートの下に下着は許されない。当然下半身は完全に無毛処理である。上半身薄い素材の白ブラウスに、派手な色のブラジャーを透けさせるのがよい。

美少年が美少女に変貌を遂げる。自らの変貌ぶりとナルシシズムが混合し、美少年≒美少女の下半身に異形のシンボルがそそり立つ。

そして、美少女になった美少年が味わう周囲の視線は、未体験の羞恥を浴びせかけるのだ。
意思に反してエレクトした下半身が、スカートに巨大な突起を作る。
前を押さえながら、スカートを気にして歩く姿は普段からそれを履きなれている女性より女性的であろう。

視姦されることによる受身の性と、圧倒的にそそり立つ下半身のシンボルが魅惑的に、不条理に美少年≒美少女を支配してゆく。

美少年と美少女、アンドロギュヌスはその輪郭の融解点を迎える。永遠の中で瓶詰めされ、輝き続ける薔薇色の肌を夢見て、私は自分の中で矛盾している表層のエロティシズムを誤魔化し続けているのだ。