神戸の市長選が熱を帯びてきました。
副市長であった久元氏と無所属樫野氏の一騎打ちになるだろうと考えられる。

しかし、久元氏、現職の矢田市長の補佐、副市長を努めたと言われているが、これでは地方自治は何ら変わらないであろう。
つまり何もしなくて楽な市長を努めたいがために立候補しているとしか思えない。

これでは駄目だ。
可能不可能は別にして、市政と財政が逼迫しているのは間違いなく、このまま続けられても東京や国政はオリンピックなどで潤うだろうが、地方は逆に疲弊するのだ。

何故かって?
それはゼロサム経済だからだ。内需は成熟化し、もう地方の経済は同じことをやっていても成長することはほぼありえないのだ。

削減する予算=合理化出来るものや効率化出来るものを削減し、未来に可能性のあるものに投資をする。箱物や土木工事だけではなく、ソフトな部分にリソースを集中することが必要だ。

そうやってみると安倍首相と握手している久元氏は、自民の恩恵を受けて、国からの助成慣れ合い体質を踏襲するという考えがありありだ。

これからの十年、神戸の未来を考えると、自民党のしもべに成り下がるのか、樫野氏のように自らが企画力を持って地方を活性化させるという考え方なのか、言わずとも樫野氏の方が期待が出来るはずだ。

自民党の派閥政治は地方自治や行政に必要はないのだ。

神戸市民は勘違いしてはならない。