いつまで“わからず屋”と付き合えばいいのか?
「中国iPad訴訟」の顛末から学ぶブランド戦略の意義 2012年7月10日

なぜアップルが和解金を支払うのか?
「追われる側」と「追う側」の理屈

 先日、米アップル社が、中国国内で現地企業に起こされた“iPad”の商標権使用に絡む訴訟において、6000万ドル(約48億円)の和解金を支払うことで合意したことが報道された。

 このニュースを見てまず思い浮かぶのは、何故“iPad”を開発・商品化したアップルが、自社製品のために多額の和解金を支払わなればいけないのかという疑問だ。

 そして次に思い浮かぶのは、“iPad”の商標を中国国内でアップルよりも先に登録した狡猾な中国企業が、それをタテにして多額の和解金をせしめたのだろうという想像である。
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何故、ここまでして中国を攻めるのか?

⇒それは、大量に販売できるし、48億円以上の利益を獲得することが出来るからだ。

⇒大量のコピー品が出まわり、収集もつかないしブランド価値を著しく低下させてしまう

⇒それでもシェアを取ることにより莫大な利益が獲得できる。

しかし、かつてのナポレオンもロシアに攻め入り、兵站を立たれ、ワーテルローで敗れた。

アウェイに攻めこむ。

ほんとうに必要なんだろうか。

欲しけりゃ、買いに来い!きちんと旅費を払って金を落として帰ってもらおう。

こんな考え方はないのだろうか。

戦費を費やし、他国に攻め入る。
これは金融やファンドにとっては銭も受けのネタだが、
戦いを挑み、大量を消耗するのは企業だ。

しかも、中国の詐欺に引っかかって払った48億円というのは、
湯水のように湧いた金と勘違いしてはいけない。

既存のアップル教の信者が払ったお金の一分だよ。

君たちが払った金から、中国企業に48億円も支払われたんだよ。

そう考えたら、腹がたたんか?

私は、
■嫌いな奴には売りたくない。本当にファンだけによりよい物を届けたい。
■売るのに無理はしたくない。無理をすると全体に響く。
■既存の顧客を大事にする。今の自分があるのは昔からお付き合いいただいた貴方様のおかげ。
ブームになったから乗っかってくるのは顧客ではない。

こんな高飛車な京都の商売みたいな考え方が、
最近では最も良いと思えるようになった。長く続くのではと。

急速に成長させ、張子の虎みたいな企業をピーク時に売却する。中身を開けたら腐ったリンゴ。
あるよね、ソフトブレーンさん?
いかにも中国だよ。
乗る方も悪いんだけど。

中国なんて、世界の先端技術から干してやれば良い。
で、自国で何千年かけて技術を生み出し、習熟してみろよ。

モノづくりやモノづくりの素晴らしさの裏に隠れた「人々の発明や運営の哲学」
をそのDNAに刻んでみろよ。

張子の虎のクソの国では無理でしょうけどね。(笑)