今年は関西まで節電による輪番停電が起こるとされている。
大阪で輪番停電を行うと治安の悪さから犯罪が鰻登りになるだろう。
まあ、犯罪画像化すれば関電の責任であり、人にあらずですね。
この事業体。

しかし、よくよく考えてみたら、
昔はエアコンなんてなかった。

麻や綿麻の開襟シャツ、パナマ、楊柳のステテコや綿麻の風合いの良いタックパンツ。
牛革メッシュのシューズ。
どれを取ってももともと涼しい素材だった。

それを今時はポリウレタンやスパンデックスにより、
合繊でピチピチの衣服。
そりゃ熱いだろ。
絶対、蒸れてるよ、中身。

神戸は真夏でも風が止まる日はほんの数日で、
昔の家の前にはいちじくの木や琵琶の木が植えられており、
朝顔やオシロイバナの鉢などが並べられていた。

その時にこんなにエアコンで楽をしていなかったし、
白物家電なんて少なかった。

亜鉛メッキの氷を入れて冷やす冷蔵庫だったし。

あの頃の時代のように、将来の明るさを持って、
贅沢をせず日々暮らすことが楽しかった。

夕方になると縁台を家の前に出して花火をしたり、結構それなりに涼しかった覚えがある。
今年の夏は、クールビズではなく、
ノスタルジッククールで乗り切ろうと思う。

ビールが美味しんだよ、素材の良い服で涼を得るのは。