2012年4月6日(金)付 天声人語
英国の故マーガレット王女の逸話にはふと笑ってしまう。52年前のこと、婚礼のあと宮殿のバルコニーで群衆に手を振る姿をテレビが大写しにした。
数日たってロンドンの新聞に投書が載ったそうだ
▼「まことに国家の慶事だが」と投書は述べつつ、「ご両人は手を振りながら『これぐらいでもういいでしょう』『もう少しの辛抱よ』などと話し合っていた。
いささか不謹慎かと思われる」。投書の主には読唇術の心得があった。「気さくなカップルが一本取られた格好だった」と、昔の小欄が回想している
▼どこかユーモラスな英国風とは違って、浪速の風はどうにも寒い。教職員が君が代を歌っているかどうか、口の動きまで調べる異様さに、
踏み絵ならぬ「踏み歌」との声も上がる。国歌を管理の道具に貶(おとし)めてはいないか
▼君が代を重苦しいイメージに染め直しているのは間違いあるまい。折からの入学式シーズン、全国の学校への影響もあろう。
先生にせよ父母にせよ、互いの口元を気にし合うような図は、児童生徒の目にどう映るだろう
▼「桃李(とうり)もの言わざれども下(した)自(おのずか)ら蹊(みち)を成す」という。歌も同じで、歌いたい歌は誰が何を言わなくても合唱の輪が広がる。
「故郷(ふるさと)」などいい例だろう。法の権威で口をこじ開けても、歌われる歌の方が恥じ入ってしまう
▼読唇術から思想チェックの読心術まで、距離はそう遠いものではない。君が代はそっと、人の心の自由に任せておくにかぎる。
息苦しく運ぶ晴れの式は、春に似合わない。
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日教組を悪用し、神戸市のとある小学校では、夏休みの宿題やテストの題材にこの悪名高き「天声人語」を用いていた。
私の小学校はリベラルで、同じ公立でもそんな教育は受けなかった。お蔭で私立中学への進学率も高かった。
日教組が朝日新聞を部数売らんかな主義で教育の名を語り、勝手に使用していたのだろう。
こんなことがあれば、賄賂が払われていたかも知れないと疑いの考え方も持ってしまう。
天声人語とは、「天の声を人の言葉で伝える」という意味なのであろうか。
一塊のつまらん朝日新聞の、たかだか社員が書いた記事が、
「天の声」とは驚きだ。
「君が代」は国歌であり、卒業式に「国歌」を斉唱することが憂欝な行事で、しかもまともに国歌を歌えない「似非教師」が生徒を持っている事自体が異常なことだ。
国家公務員のくせに、その国の決めた国歌を歌えず、国家から給与だけを既得権益として搾取する。
もう頭がオカシイとしか言いようがないわけで。
朝日新聞の持ち前の論理、
「文は武よりも強し」というほど影響を与えられるならば、
その力で「君が代」を国歌の座から引き摺り下ろし、
お前たちの考えた毛沢東語録か金正日の言葉を引用した国歌を
作ってみれば良いのだよ。
どうやら負け犬の遠吠えしか「天声人語」とやらには載せないみたいだな。
その次は「仰げば尊し」なんだろ?
いい映画だったけどねえ、あの映画。
英国の故マーガレット王女の逸話にはふと笑ってしまう。52年前のこと、婚礼のあと宮殿のバルコニーで群衆に手を振る姿をテレビが大写しにした。
数日たってロンドンの新聞に投書が載ったそうだ
▼「まことに国家の慶事だが」と投書は述べつつ、「ご両人は手を振りながら『これぐらいでもういいでしょう』『もう少しの辛抱よ』などと話し合っていた。
いささか不謹慎かと思われる」。投書の主には読唇術の心得があった。「気さくなカップルが一本取られた格好だった」と、昔の小欄が回想している
▼どこかユーモラスな英国風とは違って、浪速の風はどうにも寒い。教職員が君が代を歌っているかどうか、口の動きまで調べる異様さに、
踏み絵ならぬ「踏み歌」との声も上がる。国歌を管理の道具に貶(おとし)めてはいないか
▼君が代を重苦しいイメージに染め直しているのは間違いあるまい。折からの入学式シーズン、全国の学校への影響もあろう。
先生にせよ父母にせよ、互いの口元を気にし合うような図は、児童生徒の目にどう映るだろう
▼「桃李(とうり)もの言わざれども下(した)自(おのずか)ら蹊(みち)を成す」という。歌も同じで、歌いたい歌は誰が何を言わなくても合唱の輪が広がる。
「故郷(ふるさと)」などいい例だろう。法の権威で口をこじ開けても、歌われる歌の方が恥じ入ってしまう
▼読唇術から思想チェックの読心術まで、距離はそう遠いものではない。君が代はそっと、人の心の自由に任せておくにかぎる。
息苦しく運ぶ晴れの式は、春に似合わない。
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日教組を悪用し、神戸市のとある小学校では、夏休みの宿題やテストの題材にこの悪名高き「天声人語」を用いていた。
私の小学校はリベラルで、同じ公立でもそんな教育は受けなかった。お蔭で私立中学への進学率も高かった。
日教組が朝日新聞を部数売らんかな主義で教育の名を語り、勝手に使用していたのだろう。
こんなことがあれば、賄賂が払われていたかも知れないと疑いの考え方も持ってしまう。
天声人語とは、「天の声を人の言葉で伝える」という意味なのであろうか。
一塊のつまらん朝日新聞の、たかだか社員が書いた記事が、
「天の声」とは驚きだ。
「君が代」は国歌であり、卒業式に「国歌」を斉唱することが憂欝な行事で、しかもまともに国歌を歌えない「似非教師」が生徒を持っている事自体が異常なことだ。
国家公務員のくせに、その国の決めた国歌を歌えず、国家から給与だけを既得権益として搾取する。
もう頭がオカシイとしか言いようがないわけで。
朝日新聞の持ち前の論理、
「文は武よりも強し」というほど影響を与えられるならば、
その力で「君が代」を国歌の座から引き摺り下ろし、
お前たちの考えた毛沢東語録か金正日の言葉を引用した国歌を
作ってみれば良いのだよ。
どうやら負け犬の遠吠えしか「天声人語」とやらには載せないみたいだな。
その次は「仰げば尊し」なんだろ?
いい映画だったけどねえ、あの映画。