オリンパス、元社長復帰へ多数の署名 社員・OBら 
現経営陣への退任圧力に
2011/11/14 21:04 日本経済新聞WEB刊

 オリンパスが証券投資の損失を隠していた問題で、元幹部や海外投資家らからマイケル・ウッドフォード元社長の復帰を求める声が目立ってきた。元幹部がインターネット上で始めた署名運動への賛同者は12日までに100人を超え、13日以降はアクセス多数で新規の署名を集計できなくなった。海外の大株主にも同氏が社長に戻ることを望む声があり現経営陣への退任圧力が強まる可能性もある。

 署名運動は、1995年から2006年までオリンパスの取締役だった宮田耕治氏が11日に専用サイトを立ち上げて始めた。「オリンパス再生には現経営陣を一掃し、ウッドフォード氏に再び経営を指南してもらうことが必要。国内の投資家などに広く訴えかけたい」という。宮田氏は、問題になっている英医療機器メーカーや国内3社の買収に関連する取締役会決議に関わっていないという。

 同サイトでは12日までに約110人が署名した。その7割超が現役社員で、残りはOBや顧客、株主という。アクセス数は13日だけで3万を超えたもよう。

 オリンパス株を4%以上保有する英ファンド、ベイリー・ギフォードは9日にウッドフォード氏の社長復帰を求める声明を発表。米サウスイースタン・アセット・マネジメントも菊川剛取締役ら4人の即時辞任と経営陣刷新に向けた臨時株主総会の開催を求めた。

 ウッドフォード氏はかねて「株主が望むなら」と社長復帰に意欲を示しているが、オリンパスの高山修一社長は8日の記者会見で「(社長を解任した)ウッドフォード氏の処遇に変更の予定はない」と述べた。
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外国のファンドが買収の梃子を求め始めましたね。
やっぱりスパイだったかも。

取締役の宮田氏もおかしなことをしますねー。