なりゆきを決然と生きる
2011年6月19日 02:01 西日本新聞朝刊 コラム デスク日記
なりゆきを決然と生きる-作家で住職の玄侑宗久さんの言葉だ。
菅直人首相夫人の伸子さんが毎日新聞に語っていた。
「ただいま現在、菅家の座右の銘でございます」。首相自身も被災地訪問の際、壁の寄せ書きに「決然と生きる」と書き込んだ。
今月2日、震災対応で一定のめどがついた段階で退陣する意向を表明した首相。表向きは意欲満々で公務に励んでいる。身内からも早く辞めろと迫られる厳しい現実の中でも前を向いて…そんな心境なのだろうか。
菅政権がいつまで続くのかは分からないが、まさに「決然と」取り組んでもらいたいことがある。
首相が最近声高に叫ぶ自然エネルギーの普及だ。延命のための方便との見方はある。だが、本格化するエネルギー政策論議で、脱原発派を「集団ヒステリー」(自民党の石原伸晃幹事長)と口走るような人たちが主導権を握ったりせぬよう、道筋をつけてほしい。
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原発は私も反対だ。
これからの建設はまずありえない。
しかし、原発を停止して代替エネルギーに明日からすぐには移行できない。
反対はいいが、ギャアギャア喚くのはやっぱりヒステリーだ。
マスコミも今頃、ギャアスカいうならば、何故建設の時点でエネルギー庁や御用学者が莫大な金を掴まされて、電力会社から意見を封殺されていたのかをもっと早く国民にしらしめるべきだった。
そういった意味では、マスコミは全く機能を果たしておらず、
広報費用や広告宣伝費の上に乗っかり、
甘い汁を吸ってきたのではないか?
いまさら、それをギャアスカ言うのは、やっぱり集団ヒステリーですよ。
私にとっては国歌を歌わない、国旗に対して起立をしない、
ヒステリーと同じにしか見えない。
建設的現実的議論をして欲しい。
論理が組み立てられないのは、頭が悪いからだ。