米デフォルト危機、世界経済に最大の脅威=地区連銀総裁
2011年 06月 9日 06:25 JST REUTER


[セントルイス 8日 ロイター] 米セントルイス地区連銀のブラード総裁は8日、米政府がデフォルト(債務不履行)に陥ることが世界経済に対する最大のリスクとの認識を示した。ロイターとのインタビューで述べた。
 総裁は「米財政問題が適切に対処されなければ、世界のマクロ経済に衝撃を与える恐れがある」と指摘。「米国がデフォルトする恐れがあるというのは非常に危険だ」とし、リスクは東日本大震災の影響や原油価格上昇、欧州債務危機よりも深刻との見方を示した。


 一部の共和党議員からは、オバマ政権に大規模な歳出削減を受け入れさせることができるのであれば、短期のデフォルトは容認可能との主張も上がっている。


 総裁はまた、最近のさえない経済指標を受けて、今年の成長見通しを下方修正する公算が大きいと述べるとともに、今月末の債券買い入れプログラム終了後も、米連邦準備理事会(FRB)が緩和政策をより長期にわたって維持する可能性があるとの見方を示した。


5月上中旬の貿易収支は1兆0534億円の赤字=財務省
2011年 06月 8日 10:01 JST REUTER


[東京 8日 ロイター] 財務省が発表した5月上中旬の貿易統計速報によると、貿易収支(原数値)は1兆0534億円の赤字となった。東日本大震災に伴う生産被害などの影響で、上中旬ベースでは1990年以降で最大の赤字幅となった。
 うちわけは輸出が前年同期比9.3%減の2兆7325億円となる一方、輸入は同13.4%増の3兆7859億円となった。貿易収支の赤字額は90年以降過去最大で、リーマンショックの影響で1兆円を超える赤字額となった2009年1月上中旬を上回る赤字となった。 前年同期の貿易収支は3248億円の赤字だった。

 財務省によると、輸出の主な減少品目は自動車、半導体等電子部品、電算機類の部分品などで、震災の影響で生産に影響を受けたとみられる品目の減少が続いている。一方、輸入の主な増加品目は原粗油や液化天然ガスなど。


GDP3.5%減に小幅上方修正 1~3月年率実質
2011/6/9 11:03 日本経済新聞WEB刊


内閣府が9日発表した2011年1~3月期の国内総生産(GDP)改定値は物価変動の影響を除いた実質で前期比0.9%減、年率換算で3.5%減となった。速報値の3.7%減から上方修正された。成長率を押し下げる要因となる企業の在庫取り崩しの規模が、小さかったことがわかったため。

 ただ上方修正は小幅で、東日本大震災の影響で日本経済が停滞したことが改めて浮き彫りになった。4~6月期も大幅なマイナス成長が続くとの見方が多い。

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実質成長率がマイナスはマイナスだ。上方修正とは聞こえがいいが、財源が不足すると言うこと。


現在の民主政権は何も手を打っていないし、

震災の影響とこの経済状態では、


・財政赤字

・放射線による輸出減、震災によるサプライチェーン寸断での貿易赤字


これは結構、深刻だ。


かねてより、内需関連の小売はオーバーストア状態による競争激化で、

宣伝販促以上に低価格戦略を強いられているために十分な見通しが立たない上に、

引き締めによる新規雇用の創出が不可能な状態だ。


カンフル剤的施策も有るが長続きしないし、麻薬だったりすれば逆効果だ。


もっとも重大なのは、今の政権が何の方針も出さず、

エネルギーについてマイナス政策を踏襲し、経済を復興させる道筋も描けないくせに、

大幅な増税と大幅な年金負担を国民に負わせようとしている点だ。

これじゃあ、心理的に好転はしない。

いっそう引き締めに合う。


こんな案は、政治主導ではなく、痛みを感じたくない官僚の耳元でささやく案だ。

まあ実は官僚の操り人形が、真実なんだろう。


脳天気な民主党議員は昨日も赤坂で飲み食いで内需に貢献したらしい。


どうなることやら・・。