中日春秋
2011年5月28日中日新聞コラム
ギリシャ神話のエロス、ローマ神話ではキューピッドというが、この神様が持つ弓矢の力は絶大。ある日、母神アフロディーテと遊んでいて、誤って矢で胸を傷つけた話はよくその威力を示す。“事故”にすぎないのに、女神は傷の癒えぬうちに見かけた美少年アドニスにぞっこんとなってしまうのだ
▼こんなものがあれば、その気がない相手から愛を得るのも簡単だ。「寅さん」の恋の連敗記録は途絶え、逆に、世界中の恋愛小説の書き手は頭を抱えることになろう
▼さて、橋下徹大阪府知事率いる地域政党・大阪維新の会が先の統一選で議席過半数を得た府議会に、学校行事での「君が代」斉唱の際、教員に起立を義務付ける条例案を出した。重ねて背いた教員はクビ、という条例案もやがて出すらしい
▼知事は、憲法に保障された「思想・良心の自由」の問題ではないとするが、もし起立が「国歌」への敬愛の念の表れだとすれば、起立を事実上、強制することは敬愛の強制になろう
▼だが、そもそも、キューピッドの矢でもあれば別だが、強制によって人に何かを「愛させる」など無理な相談。せいぜいが、クビを避けるため、その気はないが形だけ立つというケースを増やすだけだ
▼思いを拒む相手に銃を突きつけ、とにかく「愛してます」と口に出させる…。例えば、そんな行為に何か意味があるとは思えない。
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銃を突きつけるって、大袈裟でしょ(笑)
国歌国旗に起立するしないで、わんわん喚く奴らはきっと暇だと思う。
そんなところにしか自己のアイデンティティが示せない。
他に考えたり、拘ったり、過激に反対しなければならないことは山ほどあるのだ。
給与や賞与評価に関わるから、喚くのだ。
結局、思想ではなくて打算でしょ。
そんなことよりも、生徒のことを真剣に考えたり、子供の近い将来のことを真剣に考えたりすること一杯あるでしょ。
大体、生徒のからだ触ったとか、生徒と出来ているとか、もともと暇な仕事でしょ。
だから、こんな余計なことで法律を作ったりしなければならなくなる。
黙って立てば良いのだ。
法律を作る、或いは企画するだけでどれだけ無駄な時間を浪費すると思ってるんだ?
こいつらは。
思想でなく打算!実は暇だということを認めろよ、バカ者めが。