自粛求める1位 「必要以上の電気使用」
2011.5.12 08:38


東日本大震災後、「自粛すべきだ」という意見で最も多かったのは「必要以上の電気の使用」-。
インターネット調査会社「マーシュ」(東京都世田谷区)の意識調査で、こんな結果が出た。
調査は4月5~8日、東京、神奈川、千葉、埼玉の20~69歳の男女を対象に行い、500人から有効回答を得た。

 それによると、「自粛すべきだ」との声が多かったのは、


(1)必要以上の電気の使用(83・8%)
(2)必要以上の日用品・食品購入(74・8%)
(3)ガソリンの使用(60・6%)
(4)用件以外の携帯電話の使用(52・6%)
(5)パチンコ・パチスロ(50・0%)-の順だった。


 「自粛すべきではない」とされたのは、


アニメ番組(68・2%)
外食(66・2%)
結婚式(66・2%)
自宅内飲酒(65・4%)
テレビCM(64・4%)-など。
89・8%が「現在、自粛ムードを感じる」と回答した。


また、「震災後に意識変化があった」のは81・4%。「資源・エネルギーの大切さを再認識」「当たり前と思っていたことの大切さを実感」「危機管理意識の高まり」などが挙げられた。

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私自身は自粛していると言う意識は無い。

しかし、ビジネス環境や売上環境は本当に良くないのが現実。


自動車も特に今月が税金の月度だからなのだろうか、割と必要以上の機能の自動車は必要ないと感じてしまう。

何しろ古い車を大切に乗っていると本来エコなのに税金は一万円ばかし高い。


このような現実が実際バカバカしいのだ。

確かに自動車産業は日本の根幹産業となったが、

当の企業は日本人を雇用せず、中国の方しか向いていない。


本当に雇用が促進され、ビジネスが活性化しているのであれば、

「自粛気分」ではなくパラダイムはシフトしないだろう。


しかし、ブランド価値のあった日本経済新聞がヨイショをし続けてきた

JAL、SONY、東電、JRなどの企業のポリシーや考え方が、不祥事などにより価値イメージが弱くなっている。

一時期いわれ続けていた、寄らば大樹の陰のような生態が何となく見え隠れするし、

勝ち組といわれている企業ほど、高慢なエゴに近いと考えてしまう。


それは、組織を構成する社員がモノづくりのプライドや継承などを重んじることなく、

企業ブランドだけを崇め、仕事を求めているのではなく企業ブランドを看板に背負わなければ、優位に立てないという意識しか持ち合わせていないからだろう。


大手企業にもはやビジネスインキュベーション機能や日本国内産業活性化の役割は果たせなくなっているのではないかと考えてしまうのだ。


私が昔所属していた大手の創業者社長や私の実父などからは、

仕入れや開発に際し、外部の取引先の方や企業に対して決して横柄な態度で接するべからず!

と教えられた。


自分でビジネスのレールを敷設したから、その意味が分かるのだろうが、

人が敷設したレールの上に楽して乗っかっているだけの現代では、

同じような企業の事故や責任感などはどんどん低下していくだろう。


自粛ではなく、気が付き始めているし、シラケテいるのではないか。