東電の内定者の内、一人だけが辞退したという話を聞いた。
ここまで官僚的で横柄な企業でも、入社すれば一生安泰なので内定者にとっては痛し痒しだろう。
私なら、きっと辞退している。
なぜならば責任の所在が不明確だからだ。
もともと事故を起こしたのは想定外といっているが、
マグニチュード7以上は予想できたはずで、責任逃れだ。
この辺りに日本のダイナミズムが、かき消されるのであろう。
地場のエネルギー供給業がもう利権となっており、こんな事故を起こしても
数年経てば何事もなかったのようになってしまうが、
競争力やメカニズムはここには働かない。
腐っても鯛。そんなところか。
海外諸国から技術やマネジメントなどを形だけは取り入れているが、
なぜだかイイトコどりであり、メカニズムとしては片手落ちだ。
原発のスペックを下げた張本人やそれを強力に推進した顧問の大学教授など
公表してもらわなければ困りますね。
しかも人事ではない。おそらく日本の電力会社全てが五十歩百歩だ。
困った精神と哲学だ。