国産蜂蜜に中国産混入 兵庫の2業者に改善指示
2011/02/23 20:05)神戸新聞NEWS


兵庫県は23日、中国産蜂蜜が50%程度含まれていたにもかかわらず、国産と表示し販売したとして、川西市と西宮市の2業者に日本農林規格(JAS)法に基づく改善を指示した。

業者は、蜂蜜製造販売のカンノ蜜蜂園本舗(管野清春社長、川西市)と、同社から製品を仕入れ販売した系列の六甲ハニー農場(同、西宮市)。県によると、カンノは昨年7月9日から約半年間、国産に中国産が半分ほど混ざった蜂蜜1084キログラムを「国産」として県内の土産物店などで販売。六甲ハニーもほぼ同時期に、436キログラムを販売した。

消費者庁へ「外国産が混入している疑いがある」との通報があり、県が今月初めから両社を調査していた。管野社長によると、蜂蜜の調味の際、従業員が中国産を誤って混ぜたという。両社も同様の通報を受け、1月30日に問題の蜂蜜の販売を中止し、回収を進めている。

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この業界、レベルが低いからどうしようもない。


業界を挙げて、蜂場を維持、拡張しながら養蜂家を育てるという社会還元を全くしなかった。

農業と加工食品業のハイブリッドである業種でも有るため、きちんとした規制もないし、

補助金も無い。


きちんとやれば風味の有る安全物が確保できるのだが、めちゃくちゃだ。


当然、これも業界内のリーク

スーパーで棚割りフェースを多く確保している大手中国産輸入はちみつ加工会社が、

自分のところの棚割を国産に取られているために、

国産はちみつのイメージダウンを狙ってリークを仕掛けたものだ。

そうすることにより自社の中国産はちみつがまたスーパーの店頭に並び、

売上を確保できるからだ。


真面目な業者が迷惑をこうむり、挙句には消費者にしわ寄せが行くのだ。


不正製造を働く業者がもともと悪いのだが、業界内で潰し合うバカな業界ともいえる。

その上、中国産の価格高騰、原料供給不足に陥った時、どの道、供給体制を失う可能性も有る。


ましてや異性化糖(砂糖シロップ)が混ざっていたという2年前の問題の他、産地偽装と滅茶苦茶なことが今回だ。

異性化糖の品質テストだけでコストが何十万円も掛かる上に、同位体検査で産地偽装検査が入るだけで、皿に最終価格は上がることになる。


さらに中国が不正を働いていないわけが無く、良質なものの中にミャンマーや他国のものが今後混じる可能性も大だ。


腹が立つうえにこの低脳な業界、迷惑するのは本当に消費者だけだ。