今日の日経朝刊に半三段の単品食品通販の広告が出ていた。
何やら、斜に構えて腕組みした頑固そうな「爺さん」が、
梅干の薀蓄文章と「巨匠」という言葉とともに掲載されている。
アホと違うか?
普通は、食わしてやってるんだ!と言う腕組みなんてありえないのだ。
そんな梅干、他にもたくさん有る。
おそらく単品通販コンサルにでも誑かされたのだろう。(笑)
食品を伝統の製法で粛々と造り、世に出す職人は
人前で、「不味いくせに、話題だけラーメン店主」
のような低脳なポーズはとらない。
勘違いもいいところ。
小僧寿しのトレードマークのように
前で手を組み、頭を垂れて
「皆さんに食べていただけありがたい。梅干も本望だろうよ。」
が本物だ。
そうでなければ、「グルーポン詐欺の外食代表」や「アホなラーメン店主」
とレベルが同じと見做されるわけで。
本当にやらなきゃならないことを日々努力して追及すると、
自然と本物のファンが醸成されるはず。
一瞬にして儲け逃げしたけりゃ、腕組んでマス媒体に露出すればよい。
それを巨匠といえるかどうかは、世間が決めることだ。