プリウス工場で火災、放水で生産ライン停止
2011年2月15日15時19分 読売新聞
15日午前9時50頃、愛知県豊田市堤町のトヨタ自動車堤工場で、プリウスなどの車体を溶接するラインの天井から出火し、天井の遮光窓に設置されていた樹脂性パネル約10平方メートルを焼いた。けが人はなかった。
県警豊田署などで出火原因を調べている。同社によると、消火による放水で生産ラインに水がかかり、生産を一時停止しているという。
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日本の品質管理は、質が落ちているのではないか?
生産性を挙げるために設備老廃などを把握していても、設備投資をしないのか・・・。
それとも人的災害なのか・・・。
2008年にもこれと同様の事故があった。
豊田自動織機工場内で爆発、従業員が死亡…愛知
2008/05/07(水) 読売新聞
7日午前5時15分ごろ、愛知県大府市江端町の豊田自動織機大府工場内で試験器の爆発事故があり、従業員の男性(24)が病院に運ばれたが、間もなく死亡した。
この爆発事故のとき、私は有る企業の上場支援で、大府にいたが、
爆発の時、窓ガラスが大揺れに揺れ、神戸の地震を一瞬思い出してしまった。
これじゃあ、中国に負けるよね。
中国の場合、作った製品が良く爆発し、犠牲者を出すが
日本企業の現地法人工場は爆発したなんて聞いたことが無い。
Sonyや東芝の電池が爆発し燃えたり、
産地偽装食品などが横行するこの日本。
品質基準なんて幻だったんじゃないの?
この根本原因は、品質基準を
■守るノウハウを有する人を大切にしない
■管理手法を醸成しようとしない
■企画設計時間の短縮による品質基準テストの大幅省略
■安全管理の設備投資に対する重要性の認識の欠如
何故ならば、これらは利益と見た目相反するからだ。
現在の経営者の多くは、
■自分でドキュメント作成も出来ない(情報弱者)
■英語が話せない
■業務プロセスを知らない
■収益と自分の報酬ばかりを重視する
のが大半だ。それは
勝手に会社が大きくなってしまったからであろう。
今の若者はバカだ、使い物にならない、と言う前に目先の地道な管理プロセスを重視すべきだと思うが。