【国際リード投資詐欺】独居90代女性「田畑も売った全財産…悔しい」 営業マン利子強調のみ
2011.1.12 14:31 MSN産経ニュース
差金決済取引(CFD)を持ちかけて、高齢者らから多額の資金を集めたうえで倒産した投資会社「国際リード投資」(大阪市西区)をめぐる詐欺事件。
兵庫県尼崎市内に住む90代の女性は、平成20年12月から21年3月にかけて、リード社の勧誘を受けて計約3400万円を払い込んだ。亡くなった夫とコツコツためた財産の、ほぼ全てだったという。
同社の営業マンが、1人暮らしの女性宅を突然訪れたのは、平成20年12月。「有利な貯金だと思ってもらえばいい」「毎月ちゃんと配当を支払います」などと強調する一方で、会社や投資内容についての明確な説明はなかった。初対面だったが営業マンの態度が丁寧だったこともあり、女性は「子供や孫のために」と思って投資することを決めた。
しかし、営業マンの要求は徐々にエスカレート。自宅に押し掛けてきては「すごい利子がつきますよ」などと繰り返し、「国債を解約して。今から電話を」と迫ることもあったという。
21年3月、同社から突然、連絡があった。「会社が倒産した。資金は返却できない」。驚いた女性は詳しい説明を求めたが、同社は「営業マンは自殺した」などと言うばかりで取り合う様子はなかった。
そもそもCFDは高齢者に理解しづらい複雑な仕組み。契約時に投資内容の詳しい説明もなかったが、女性は金や原油、大豆などの取引をしたことになっていたという。
「田舎にあった家や田んぼを売ったお金まで取られてしまった。ご先祖に申し訳なくて…」。
「全財産を失ってしまった。本当に悔しい」。 夫の年金で細々と暮らす女性は、細い肩を震わせた。
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90代の女性の楽しみは貯金?
墓にお金は持って入れない。
なのに3400万円をまだ増やそうとしているのか?!?年金は別に生活できるぐらい支払われているのだろうけど・・・。
子供や孫のためといっても思い切り贈与税でお国に持っていかれ、
官房機密費と称して政治家が銀座や赤坂で高級料理を食べるためや、
外務官僚の高級ワインの宴に使途されるだけ。
戦前生まれの方は、苦労しているために心理的には判らないでもない。
しかし・・・。
騙す先物業者がこういうのを付けねらっているのだが、
一番の問題は、
90歳にもなって3400万円をまだ増やそうとしたその考え方に問題があるだろう。
それとも葬儀費用に3400万も掛かるのだろうか・・・。
子供や孫のためを思うのなら、免税範囲で現金で生きているうちから手渡せばよいのだ。鳩山氏のように。
資金をせき止めているダムは、銀行だけではなくこんなところにも大きなダムがある。
先日、衰弱死してしまった豊中の資産家姉妹もこのような運用下手と
他人を信頼できない猜疑心に苛まれてしまったのだろう。
内の母、お金はないけどグランドゴルフや老人会の歩こう会などで、
月の半分以上、外出して友人と食事をしたりモノを買ったりしている。
年金は、すずめの涙なので毎月スッテンテンになるらしいが。(笑)
明るく元気な母を見ると、友人と外出してお金を使う時間があるのが、
最大の資産のようだ。(笑)