出遅れ日本株に見直し機運 日経平均1万円台回復
2010/11/18 16:09 日本経済新聞WEB刊
18日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、6月24日以来約5カ月ぶりに1万円台を回復した。
世界の株価との比較で出遅れ感が残る日本株を見直そうという機運が広がっている。
ただ、エコカー補助金打ち切りなど政策効果が一巡した後の国内景気や欧州の財政・金融不安の再燃など、持続的な株価上昇には不安も残る。
「11月に入って、海外投資家から日本株に関する問い合わせが増えた」。
こう話すバークレイズ・キャピタル証券の高橋文行ストラテジストは、顧客と株価分析のやりとりをしながら「外国人買い主導で上昇した昨年末と環境が似ている」と感じたという。
日銀による追加金融緩和や円高修正など条件がちょうど重なっているためだ。
高橋氏は、2011年3月末までに日経平均が今年の3月末水準に近い1万500~1000円のレンジに戻すとみている。
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円高だが、個々まで急進する前の企業業績が今公表されている。
■アメリカがジャブジャブに刷ったお金が米国の金融を通じてもたらされ、欧州の懸念のために日本に回避してきただけ。
■投資はあくまでもリスク分散。新興国に集中すると分散できないため、下落しない安心材料として、ニーズが出ている→結局、一番不必要なので最後にお金が回ってきた。
■企業業績も第三~四四半期はどうなるかわからないし、ここで円高の影響を受けるはずで、エコ関連の下落を反映するのも来年だ。
■で、メーカーは海外投資で、利益が計上されており、また輸出関連の企業の業績が戻しているだけで、内需には全く響いていない
■国内での事業領域が黒字計上させづらいため、コスト削減として人件費や外注経費をカットし、利益を計上している。人件費や外注費はいわゆるその他の企業の売上になるため、削減するということは内需に貢献しない
米国の例でもわかるように、グローバル、ボーダレス企業は海外での外貨の決算も連結対象となるため、
企業は利益を創出していても、国内には何ら効果をもたらさない。外貨でストックした資産は、そのローカルで投資が行われるため、国内の設備投資には回らない。
ましてや日本人のマインドとして、天真爛漫な米国人と比べても借金やリボルビング払いまで行ってモノは買わない。
つまり株価が上昇しても、
■金持ち個人や企業が、遊んでいる内部留保の金を株や現物や有価証券に投資しているだけで、一般庶民には株が上昇してもあまり恩恵は受けない。
■日本で恩恵を受けるのは、何億と貯蓄のある高齢者が運用していて喜んだり、下がった株価が戻した瞬間、現金流動化するだけで、これは安全な投資に回るため、庶民には関係ない。
だから景気が良くなるとはいえない。まあ、低迷するよりは少しは気分的にまし、というだけで
あくまでも気分だ!
釣られて無駄遣いしないように。
って、マーケッターが書くブログか?これって・・・。
普通あの手この手で市場を騙してでも、モノを売りつけるのがマーケッターなのだが・・。