ある事情があって、2ドアマニュアルのルノークリオRS2.0を下取りしてもらい、
4ドアのルノーに買い換えようとルノーディーラーの
ルノー京都カドノ まで見に行った。
で、そのディーラーで新車のルノークリオRS2.0(ルーテシア)に乗ってみた。
3ナンバーで車幅が175cmもあるのだ。
しかし、意外と5ナンバーの車格のイメージと変わらない。
速報が非常に見やすく、感覚的に捉えやすいのだ。
これなら都会の路上駐車があってもすり抜けることが可能だ。
すごいモノづくりだ。
同じライバル車のホンダシビックRSユーロに乗ってみたが、
ダッシュが高く、着座位置が沈み込む感じで側方感覚が取りづらい。
これは市内を走る時、路上駐車があるとどうしてもブレーキを踏んで
躊躇してしまう。
どちらもホットハッチ系の2,000ccクラスのスポーツ車だが、
断然、ルノーの方が運転しやすい。
無駄な減速による渋滞要因を作らなくても良いし、
ストップアンドゴーだと燃費はあえて語らなくてもわかるだろう。
ホンダ車がいくら高性能のエンジンを搭載していても、
ガキっぽいと思ってしまうのは、この車作りの重点の置き方に
奥深さを感じないことだ。
馬力はどちらも200馬力前後なのだが、
そのようなスペックは街中では必要ないし、
低速のトルクがなければ、走りづらい。
細かな部品、樹脂部品や電装は日本車が最も優れている。
しかし、基本的なモノづくりの視点が、
欧州車は非常に奥深い。
最近のプジョーはどうも特徴はないし、
アルファは、どうも鈍重だ。
私が選ぶとしたら迷わずルノーだろう。
ただし、お金があればの話だが(笑)
日本の車作りは、欧州と比較し、
基本的に車に乗る!ということに関して、
10年は遅れており、差が縮まることは無いだろう。
電動●●とか電子制御●●などの素人がゴルフカートに乗るレベルでの進化は日本が優れているが、
馬のように操り、走り、曲がり、止まるというこの感覚は、
余りにも日本車が稚拙すぎる。
そして日本の車メーカーは
消費者を馬鹿にしているから、このような奥深さに
コストを掛けることは永遠にありえないのであろう。