創業430年、源平酒造が破産…日本酒離れ深刻

2010年10月3日10時00分 Yomiuri Online


江戸前期の1673年(延宝元年)に創業した大野市の酒造会社「源平酒造」(久保孝次社長)が、
地裁から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。

 全国的に「日本酒離れ」が進む中、売上高の減少に歯止めがかからず、
借入金が経営を圧迫した。
国内市場は右肩下がりでしぼみ続け、日本酒業界はかつてない危機に直面している。

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日本酒のイメージ調査を数年前に行い、


・お酒を選択する場合の主たる利用因子

・イメージ(形容詞の選択性)

・回答者年齢ターゲット

・お酒の情報を得られる場


についてクラスタリングを行った結果、

・女性のほうが地酒の利用率が高い(特定ブランドに偏るが)

・NBよりも地酒の方が高くても買う

などの結果が出た。


また、地酒などの情報や酒造りの薀蓄などは、

TVコマーシャルや雑誌メディアではなく、

・地酒バーのマスターとの会話

・地酒知識人からの話

・旅館や料亭の推奨による情報


が主流と出ていた。


灘五郷などの大量生産と店舗へのリベート付きで

大量に販売する酒と

旅館などで丁重にもてなされる酒は、

全く選択のオケージョンも因子も違ってくる。


季節の山菜、魚、そして日本酒は、

とても良い雰囲気をもたらしてくれる。


杜氏などの跡継ぎに悩んでいる企業や

何をどこへどのように売り込んでよいのかわからない企業


伝統を守り続けた企業ほど、実力があるのにも関わらず

ガラパゴス化してしまう。


日本酒は太古の昔から、

神事に使う清らかな飲み物として

扱われていた。


神社に奉納するぐらいの伝統や

杜氏の薀蓄と場が提供されれば、

再生に希望は持てるのではないか。

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