アサヒ、中国食品最大手への出資を発表 西宮工場は閉鎖
2010/9/28 17:29
アサヒビールは28日、中国食品・流通最大手の頂新グループの持ち株会社頂新(ケイマン)ホールディングに出資することで合意したと発表した。同時に、頂新に20%を出資している伊藤忠商事とも中国での食品事業で提携し、共同で巨大市場を開拓する。
アサヒはまず今年10月末をめどに頂新の第三者割当増資を引き受け、5億2000万ドル(約438億円)で頂新株式の6.54%を取得する。同時にアサヒは、頂新グループで中国の即席めん大手の康師傅(カンシーフ)との合弁で運営している飲料会社「康師傅飲品」の保有株式約40%のうち8%を5億2000万ドルで頂新に売却する。
さらに11月末までに伊藤忠との共同出資会社シーエフアイ(仮称、東京・港)を設立。伊藤忠とアサヒの所有する頂新の株式を新会社に移管する。アサヒは伊藤忠・頂新との提携を通じ、飲料分野と機能性食品などの食品で中国と台湾事業を拡大する。
一方、アサヒは国内事業再編の一環として同日、ビール類を生産する西宮工場(兵庫県西宮市)を2011年8月に閉鎖し、生産機能を吹田工場(大阪府吹田市)に移管することも発表した。閉鎖に伴い約205億円の特別損失を10年12月期決算に計上する予定。
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巨大市場を開拓といっても、全世界のビール企業が参入する。
日本の14倍の市場と言っても競合メーカーは14倍以上だ。
ユートピアは中国にあるだろうか?
というよりも、
私は常々、地場の飲食店を利用しようとしている。地場にお金が廻るからだ。
この記事は勇気があることだと思うが、地元の工場を閉鎖し、
ユートピアを求めて海外に出る。
そして国内の食品は輸入品になる可能性が・・。
消費の哲学と言うものは、消費そのものに責任があり、
単に売った買っただけの関係ではないことを言う。
二十年弱、アサヒのスーパードライを飲み続けてきたが、
これでもう消費するのは止めようと思う。
日本人の手による日本人のための日本のブランド。
これを選択し、出来るだけ自分のお金を国内に回そうと
思っている。
当然、車もそのような選び方をするつもりだ。
イナゴの大移動や焼き畑農業は、持たないということに
いつになったら気が付くのだろうか?