経団連会長、船長釈放を評価

毎日放送 2010年09月28日(火) 00時37分


尖閣諸島沖の漁船衝突事件で、

中国人船長が処分保留のまま釈放されたことについて、

日本経団連の米倉会長は事態を沈静化させようという努力の

結果だと、政府の対応に一定の評価をしました。


 「(釈放した時期について早いとか)中国側のおどしというか、

いろんな圧力に屈した、だからおかしいんじゃないかという

国内的な批判がありますが、

それはそれで、政府としての沈静化させようとする努力の

結果だと思います」(日本経団連 米倉会長)


 米倉会長はこのように述べて、

日中関係という国益を優先することが最も

重要だという考えを示しました。

その上で、野党などから強い批判が出ていることについては

「政争の具に使わないでほしい」と求めました。


 一方、ハイテク機器の製造に不可欠なレアアースが事実上、

輸出停止となるなど、日中の経済問題への影響については

「政治的な問題で経済関係も悪くなるということは、

これまでなかった」と述べ、経済界として今までどおりの活動を

続けるだけだという姿勢を示しました。

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確かに経済活動も国益とみなして、

影響を受けるのはとんでもないこと。


しかし、判断ミスで法律を捻じ曲げ、釈放は

もともとおかしく、経済界は利益が絡むから考えて

このような方向で発言してしまいますが、


「尖閣諸島は国のもので、直接我々の自社企業には被害は無いが、

自社に被害があるのはたまらない!」

という風にしか聞こえないのですよね。


確かに野党が「ガタガタ言う」のは

お門違いかと思いますが。


経団連がわざわざコメントする必要は無かったと。

中国を刺激し、社員がまた濡れ衣で拉致されたら大変時期なので。


難しい立場ですね、国民の皆さんはそれぞれ利害が全く違ってきますから。